日本代表・海外組 海外日本人選手

リバプール南野拓実にセリエAから関心!サウサンプトン戦ゴールを高評価

南野拓実 写真:Getty Images

 リバプール所属の日本代表FW南野拓実(27)は、今季終了後の移籍が濃厚とみられている。同選手には複数クラブからの関心が伝えられているが、セリエA(イタリア1部)のラツィオも移籍先候補に挙がっているようだ。18日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が報じている。

 南野拓実の去就については、今年1月にリーズ・ユナイテッドやリーグアン(フランス1部)のASモナコからオファーが届いたものの、リバプールはこれを却下。選手本人もリバプールでのプレー続行を望んでいると報じられていた。

 しかし同選手は今季後半戦でも出場機会に恵まれず、4月以降はFAカップ決勝・チェルシー戦をはじめ公式戦ほぼ全試合でメンバー外に。リバプールがマンチェスター・シティとリーグ戦で優勝争いを繰り広げる中、今月17日のプレミアリーグ第37節・サウサンプトン戦で先発出場して1ゴールと結果を残しているが、今夏退団が既定路線とみられている。

 南野拓実にはリーズ・ユナイテッドからの関心が伝えられているほか、モナコやボルシア・ドルトムントも移籍先候補に挙がっている。

 その中『カルチョメルカート』は「ラツィオが今夏の移籍市場を前にミナミノに関心を寄せている」と報道。「前線のどこででもプレーできるミナミノは、(マウリツィオ・)サッリにさまざまな選択肢をもたらすだろう。特にセンターフォワードでは、チーロ・インモービレに代わる頼もしい選手を欠いている。ミナミノはストライカーに特化した選手ではないかもしれないが、コンスタントにネットを揺らす能力を示している」

 「火曜日のサウサンプトン戦では、その能力がより発揮された。彼は先発出場すると、見事なフィニッシュでリバプールに同点ゴールをもたらしていた。プレミアリーグで印象的だった彼は、(プレミアリーグよりもプレースピードが)スローなセリエAで成長する可能性があり、より多くのボールタイムを楽しむことができるだろう」と得点能力の高さを評価。マウリツィオ・サッリ監督にとって有効なオプションになると主張している。

 今季ここまでの出場時間が1000分と少ないものの、10ゴールと数少ないチャンスをモノにしている南野拓実。多くのクラブから関心を寄せられる中、選手本人がどのような決断を下すのか注目が集まる。