ワールドカップ

カタールW杯、残り3枠を争うプレーオフ出場8カ国を一挙紹介

アラブ首長国連邦代表 FWカイオ・カネド 写真:Getty Images

アラブ首長国連邦(アジアプレーオフ)

混戦となったアジア最終予選グループAで、3位を守ったUAE(アラブ首長国連邦)。直近のW杯出場は、1990年までさかのぼる。しかし直近のアジアカップでは、2大会(2015年、2019年)連続でベスト4に入るなど、アジアでは確固たる地位を築いている。

プレーオフで対戦するオーストラリアは、奇しくも2015年のアジアカップで決勝進出を阻まれた相手。2019年も準々決勝で顔を合わせるなど、因縁も深い。それだけに、まずはアジアの突破がかかる6月8日のオーストラリア戦。選手たちの熱量も高い試合になるはずだ。


ニュージーランド(大陸間プレーオフ/オセアニア予選1位)

オセアニア予選の決勝(2022年3月30日)で5-0と危なげなく勝利し、大陸間プレーオフへと駒を進めたニュージーランド。オーストラリアがアジア予選に参加するようになって以降は、オセアニア内で無類の強さを誇っている。

しかし、現レギュレーションでは0.5枠しかないオセアニア。地域内での予選を突破しても大陸間プレーオフを余儀なくされ、ここ2大会は北中米カリブ海・南米のチームを相手に敗退している。今回もまた、コスタリカとの対戦(6月15日)が予定されており、容易な試合ではないだろう。

W杯は次回2026年大会より、出場枠が現在の32ヵ国から48ヵ国へと増える予定。オセアニアも現在の0.5枠から1枠へと拡大されるが、果たして今回は地力で出場を勝ち取ることができるか、注目が集まる。


コスタリカ代表 FWジョエル・キャンベル 写真:Getty Images

コスタリカ(大陸間プレーオフ/北中米カリブ海予選4位)

北中米カリブ海予選を4位で終え、6月15日にニュージーランドとの大一番を控えるコスタリカ。予選ではストレートインラインの3位アメリカに勝ち点で並ぶも、得失点差で大陸間プレーオフに回っていた。

近年はW杯出場も増え、中でもベスト8と過去最高成績を残したブラジル大会(2014年)の躍進は記憶に新しい。ウルグアイ、イングランド、イタリアという優勝経験を持つ3カ国と同組になるも、2勝1分と堂々たる成績でグループリーグを突破していた。

カタールW杯への出場が決まれば、スペインやドイツと同組(グループE)となる。しかし、大番狂わせの実績があるだけに、期待の高いチームであることも事実だ。


ペルー(大陸間プレーオフ/南米予選5位)

大混戦の南米予選をなんとか5位で終えたペルー。6位にコロンビア、7位にチリが入っていることから考えても、南米で5位以内に入ることがいかに難しいかがわかる。

ペルーは前回ロシアW杯(2018)にて、9大会ぶりとなる本大会出場を果たした。しかし、結果はグループリーグ敗退と不本意なまま終わっている。カタールW杯への出場が決まれば、奇しくも前回大会のグループリーグで敗北を喫した、王者フランスとデンマークが待つグループDに割り当てが決まっている。

雪辱を果たすためにも、6月14日に行われるアジア5位(オーストラリア対アラブ首長国連邦の勝者)との大陸間プレーオフは、負けられない戦いになる。

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名前Sくん
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