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古橋亨梧や前田大然らの努力報われず…ポステコグルー監督が謝罪「語学学習が役に立たない」

アンジェ・ポステコグルー監督 写真:Getty Images

 セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督は、日本代表FW古橋亨梧(27)やFW前田大然(24)、MF旗手怜央(24)、MF井手口陽介(25)に対して申し訳なさを感じているようだ。10日、英紙『デイリーレコード』が伝えている。

 ポステコグルーは昨年6月まで明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスを率いると、セルティックの指揮官に就任。今シーズン序盤は苦戦を強いられたが、シーズン前半戦における古橋亨梧の活躍により順調に勝ち点を積み重ねている。

 また、セルティックは昨年12月31日に前田大然、旗手怜央、井手口陽介の獲得を発表。3選手ともに1月16日のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第21節・ハイバーニアン戦でデビューしているほか、旗手怜央は先月2日開催のダービーマッチで2ゴール1アシストをマーク。井手口陽介は負傷離脱の影響もあり出場機会に恵まれていないが、前田大然はここまで3ゴールをマークしている。

 セルティックに所属する日本人選手の活躍に注目が集まる中、ポステコグルー監督は母国オーストラリアのテレビ番組にリモート出演。日本人選手がスコットランド・グラスゴーの方言を理解しているか聞かれると「私は問題ないが、彼らはそうでもないね。ジャパニーズボーイに申し訳ないと感じているよ。ここにやって来る前、彼らは一生懸命英語の勉強をしていたんだけど、何も役に立たないということが分かったからね」とコメント。日本人選手が異国の地の環境に慣れるのに多少の問題を抱えていることを明かしている。

 なお、横浜F・マリノスのヘッドコーチであるショーン・オントン氏は以前オーストラリアメディア『KEEP UP』のインタビューに応じた際、前田大然の英語学習を手伝ったことを明かしていた。海外挑戦ではピッチ内外問わず様々な問題が付き物だが、ポステコグルー監督は横浜F・マリノス指揮時から熟知していた日本人選手の悩みを理解しているようだ。