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香川真司にSTVV監督が太鼓判!「正しい道を歩んでいる」同僚からも認められる存在に

香川真司 写真:Getty Images

 シント=トロイデンVV(STVV)に所属する元日本代表MF香川真司(32)は4日、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第30節・メヘレン戦で後半キックオフからピッチに立っていた。そんな香川真司のクオリティやプロフェッショナルな姿勢をSTVVのベルント・ホラーバッハ監督やチームメイトも評価しているようだ。5日、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。

 香川真司は昨年12月18日にギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)の強豪PAOKを退団し、先月10日にSTVVへ正式加入。今月1日に全体トレーニングへ合流しコンディションを上げると、13日開催のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第27節・ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ戦でデビューしている。そして20日のOHルーヴェン戦や26日のKVオーステンデ戦でも後半途中から出場すると、メヘレン戦では45分以上にわたりプレー。1-1で迎えた後半アディショナルタイムにはペナルティエリア左から強烈なミドルシュートを放つなど、存在感を発揮している。

 そんな香川真司について、ホラーバッハ監督は「彼はここ数週間にわたってよく頑張っている。彼はプレーできるし、(彼のパフォーマンスについて)議論すべきではない。(メヘレン戦では)後半にとても良いプレーをしていた。彼は正しい道を歩んでいる」と評価。『VOETBAL』も後半に入ってSTVVチーム全体のパフォーマンスが向上した理由にひとつに香川真司の存在を挙げている。

 また、チームメイトのMFクリスチャン・ブリュルス(33)も試合後のインタビューで「カガワが入ったことで、中盤のクオリティが上がった。(前半より)後半の方が良いサッカーができたね。パスやコンビネーションが成功するたびに、自信がついてくるよ」と香川真司の存在の大きさを語っている。

 そして後半アディショナルタイムに香川真司のシュートが相手ゴールキーパーのセーブに阻まれたことについては「もう少し運があれば、彼のシュートは入っていただろうね。だけど、あそこでメヘレンのゴールキーパーが完璧な仕事をした」とコメントを残した。

 なお、STVVは今季のレギュラーシーズン残り4試合となる中、ここまで勝ち点39を獲得して10位につけている。来季UEFAヨーロッパリーグ予選出場権をかけたプレーオフ進出圏内の8位KRCヘンクまで5ポイント差まで迫っているだけに、香川真司の活躍が期待される。