Jリーグ 横浜F・マリノス

“優勝請負人”元横浜FMウーゴ・ヴィエイラが意気込み「シーズンが終わるまで…」

ウーゴ・ヴィエイラ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスや北海道コンサドーレ札幌に在籍した過去をもつポルトガル人FWウーゴ・ヴィエイラ(33)は、現在マルタ1部のヒバーニアンズFCでプレーしている。そんなウーゴ・ヴィエイラがリーグ優勝にむけて意気込みを語った。25日、クラブ公式サイトが伝えている。

 同選手は昨年7月にルーマニア1部のウニヴェルシタテア・クラヨーヴァと1年契約を締結。しかし、クラブのリーグ機構に提出した選手登録書類に不備があり、リーグ登録メンバーから除外。トップチームのトレーニングへ参加できず、昨年10月以降は給与未払い状態となると、先月7日にクラブから一方的に契約を打ち切られていた。

 その後、ウーゴ・ヴィエイラは欧州の移籍ウィンドウ最終日である1月31日にヒバーニアンズFCへ加入。今月6日の第17節・スリマ・ワンダラーズ戦でデビューすると、13日開催の第18節・バレッタ戦では移籍後初めてスタメンに抜てき。前半2分に初ゴールをあげて勝利に貢献していた。そして20日の第19節・ビルキルカラ戦でもゴールをマークしたものの、チームは2-3と敗れている。

 ヒバーニアンズFCはリーグ戦残り4試合の時点で勝ち点40を獲得。依然として首位に立っているものの、3位ビルキルカラとの直接対決で敗れたことにより、2位フロリアーナに1ポイント差まで詰め寄られている。また、来月13日にはフロリアーナとの大一番を控えている。

 その中、ウーゴ・ヴィエイラはクラブ公式インタビューに応じた際、「ビルキルカラ戦では、最高のスタートを切れなかったね。僕たちは最後まで戦ったけど、運が味方しなかったよ」と前節の敗戦を回顧。

 そして26日のハムルーン戦にむけて「次の試合はとても難しいが、僕たちは素晴らしいパフォーマンスを発揮できるようベストを尽くすよ。ビルキルカラ戦よりも良いパフォーマンスを見せられるはずだ。僕たちはシーズンが終わるまでハードワークをしないといけない。そうすれば優勝できるだろう」とコメント。厳しい戦いを控える中でも最後まで全力を尽くす姿勢を見せている。

 なお、ウーゴ・ヴィエイラは2017年から2シーズンにわたり横浜F・マリノスに在籍。2018シーズン終了後に一度日本を離れたものの、2020年10月末に北海道コンサドーレ札幌へ加入。しかし、公式戦での先発出場はなく、2020年12月に退団が正式決定していた。