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元FC東京・橋本拳人が無事報告も「この先何が起きるか…」ウクライナ国境付近の空港閉鎖

橋本拳人 写真:Getty Images

 かつて明治安田生命J1リーグのFC東京に在籍していた日本代表MF橋本拳人(28)は、ロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のロストフでプレーしている。ロシアのウクライナに対する軍事攻撃の影響が心配される中、同選手は24日にSNSで現状を報告した。

 橋本拳人は練習に励む自身の姿をインスタグラムのストーリー機能にアップ。そして「ご心配をしてくださっている方々へ」と切り出すと「色々とニュースで出てると思いますが、僕も何が起きてるか詳しくは把握出来てません。身の危険は感じていませんし、生活も特に変わらず、練習も普通に行われてます。試合は3日後に行われる予定でしたが、空港が閉鎖されたため不透明という感じです」とファンに無事を報告。

 そして「正直この先何が起きるか少し怖いですが、僕は何も出来ないので試合に向け準備するだけです」と投稿。ロストフがウクライナとの国境に近いだけに、今後戦争に巻き込まれる可能性を危惧している。

 ロシアはウクライナが欧州や北米の30カ国による軍事同盟である『北大西洋条約機構(NATO)』に加入する可能性があることを脅威と捉え、今月にウクライナ国境付近に兵力を集結。ロシア国防省は今月23日にウクライナ東部の親ロシア派武装勢力から軍事的支援要請があったと発表すると、24日にウラジーミル・プーチン大統領が軍に対してウクライナ侵攻を指示。ウクライナ各地で空爆を行うなど、戦争状態となっている。

 これにより、ロシア当局はロストフにあるプラトフ国際空港などウクライナ国境付近に位置する複数の空港を一時的に閉鎖。ロシア・プレミアリーグは今週末に再開されるものの、ロストフのホームゲームは延期となることが確実視されている。