Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

「ミシャはカネを…」プレミア移籍・川辺駿で札幌退団ジェイが衝撃告白!

川辺駿 写真提供:Gettyimages

 かつてジュビロ磐田やサンフレッチェ広島でプレーした日本代表MF川辺駿(26)は、スイス1部のグラスホッパー・クラブ・チューリッヒからプレミアリーグのウルバーハンプトン・ワンダラーズへ完全移籍した。その中、北海道コンサドーレ札幌を退団したFWジェイ・ボスロイド(39)が川辺駿に関する思い出を明かした。

 川辺駿は2018年にレンタル先のジュビロ磐田からサンフレッチェ広島に復帰すると、中盤センターの主力としてチームをけん引していた。そして、2021シーズンにはJ1リーグで19試合に出場して3ゴールをあげていたが、7月にグラスホッパーへ完全移籍。今季はここまでリーグ戦14試合でスタメンに抜てきされて4ゴール2アシストをマーク。スイス・スーパーリーグが中断期間に入っている中、すでに必要不可欠な存在となっていた。

 しかし、グラスホッパーのセイ・オロフィンジャナSD(スポーツディレクター)が自身の独断で川辺駿とDFトテ・ゴメス(22)をウルバーハンプトンのトレーニングに派遣としたと、今月3日にスイス紙『Blick Sport』が報道。するとウルバーハンプトンは5日、川辺駿の完全移籍により獲得、およびグラスホッパーへの半年間のレンタル移籍を発表している。

 この川辺駿のプレミアリーグ電撃移籍は、日本国内の多くのサッカーファンに衝撃をもたらしている。その中、かつてジュビロ磐田で川辺駿と2015シーズンから2年間チームメイトだったジェイが5日にSNSを更新。「彼がイングランドでプレーするための要素を持っていると、僕はつねに言っていた。イングランドのフィジカル重視の試合に慣れたら、彼は成功できると思うよ」

 「ジュビロで初めて彼を見たときから、彼は日本で最高の選手になれると僕は言ってきたし、彼自身がそのことを証明した。スイスでもプレーできることを示して、今イングランドでもプレーできることを示したね。彼ならできると思うよ!」と称賛のメッセージを送っている。

 そして、ジェイは「(三好)康児がチームを離れた後、札幌が全力で彼(川辺駿)の獲得に向かったら良かったんだけど。ミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ監督)は(即戦力の獲得で)お金を使うことを好んでいなかったね」と投稿。北海道コンサドーレ札幌在籍時に自身の思い描いていた“補強プラン”が実現しなかったことも明かしている。