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浦和リカルド監督、就任1年目で成功した要因語る「彼は通訳以上に第2のコーチ」

徳島ヴォルティス在籍時のリカルド・ロドリゲス監督 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズを率いるリカルド・ロドリゲス監督は、今季のJ1優秀監督賞を受賞した。そんなリカルド・ロドリゲス監督は17日、スペイン紙『アス』のインタビューにおいて、浦和レッズで成功を収めた理由について見解を述べている。

 同氏は2017年に徳島ヴォルティスの指揮官に就任すると、緻密なポジショニングを基本とした戦術を浸透させることに成功。2019シーズンはあと一歩のところでJ1昇格を逃したが、昨季はJ2リーグで25勝9分8敗、勝ち点84を獲得。J2優勝、J1昇格を置き土産にシーズン終了後に徳島ヴォルティスを離れると、浦和レッズの監督に就任している。

 そして浦和レッズ監督就任1年目の今季は、元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカー(27)や元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツ(28)、日本代表DF酒井宏樹(31)らの加入もあり、J1リーグを6位でフィニッシュ。また、天皇杯では今月12日に行われた準決勝・セレッソ大阪戦で2-0と勝利。19日開催の決勝戦で大分トリニータと激突する。

 浦和レッズは直近数シーズンにわたりタイトルとは縁がなかっただけに、サポーターからはリカルド・ロドリゲス監督の手腕を高く評価する声が上がっている。その中、指揮官は1年目にして一定の結果を残せた理由を聞かれると「徳島ヴォルティスから通訳を連れて来られたのが大きかった。彼は4年前から一緒に仕事をしているサッカー好きであり、通訳以上に第2のコーチのような存在だ」

 「彼はすべてのコンセプトを知っていて、お互いによく理解している。(私の考えを)選手にすべて説明することが非常に重要なので、私にとっては大切な存在だ。我々の考えを他のコーチに説明すると、彼らは毎回しっかりと理解してくれる」とコメント。徳島ヴォルティス在籍時から頼りにしている小幡直嗣コーチ兼通訳が重要な役割を果たしていることを強調した。