Jリーグ 徳島ヴォルティス

FC東京戦でもブーイング…徳島が声明発表「誠に遺憾な行為です」

徳島ヴォルティスのサポーター 写真提供: Gettyimages

 徳島ヴォルティスは22日、今月20日に行われた明治安田生命J1リーグ第36節・FC東京戦で「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に違反する行為が確認されたと公式発表した。

 クラブの発表によると、味の素スタジアムで開催された一戦で、一部サポーターがチャントやブーイングによる「声を出す応援」を行っていたとのこと。これについて「当該行為に対する当日のクラブ(徳島ヴォルティス)の対応も不十分であり、味の素スタジアムでご観戦された皆さまをはじめ、FC東京のファン・サポーターの皆さまに不快な思いをさせましたことを心よりお詫び申し上げます。また、当該行為に対する注意をおこなっていただいた運営主管であるFC東京様および関係者の皆さまにご迷惑をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます」とFC東京に対する謝罪を行っている。

 くわえて「現在チームはJ1残留を達成するために、毎試合全力を尽くして戦っており、ファン・サポーターの皆さまも一喜一憂しながらチームとともに歩んでいただいていることと思います。しかしながら、こういった行為はコロナ禍で応援スタイルに制限がある中でも、多くの皆さまがルールを守りながら応援いただいているにも関わらず、誠に遺憾な行為です」と声明を発表。ただ、違反行為の及んだ人物の調査や処分の有無等については明記されていない。

 徳島ヴォルティスは清水エスパルスや湘南ベルマーレなどとJ1残留争いを繰り広げる中、FC東京戦で2-0と勝利。依然としてJ2降格圏の17位に沈んでいるが、J1残留圏の16位清水エスパルスを3ポイント差で追う展開となっている。

 一方で、一部の徳島ヴォルティスサポーターは先月16日にニッパツ三ツ沢球技場で行われた第33節・横浜FC戦でもブーイングを行うなど、「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に違反する行為を繰り返している。