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FC東京、韓国1部得点王候補獲得へオファー提示!シンガポール優勝クラブと争奪戦へ

FC東京のゴール裏 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのFC東京は、Kリーグ1(韓国1部)の済州ユナイテッドに所属するFWチュ・ミンギュ(31)の獲得を狙っているようだ。18日、韓国紙『韓国日報』が伝えている。

 身長183cmをほこるチュ・ミンギュは、ソウル・イーランドや蔚山現代など複数のKリーグクラブでのプレーをへて、昨年に蔚山現代から済州ユナイテッドへ完全移籍。蔚山現代ではレギュラーに定着できなかった中、移籍1年目の昨季もKリーグ2(韓国2部)で27試合中14試合の先発出場にとどまっていた。

 しかし、済州ユナイテッドが1部昇格を果たして迎えた今季は、リーグ戦で24試合に先発出場して17ゴールをマーク。そして上位6クラブによって争われているKリーグ1ファイナル(プレーオフ)では2試合を終えた段階で4ゴールをあげる活躍を見せており、今季Kリーグ1得点王のタイトルを獲得する可能性が十分にある。

 そんなチュ・ミンギュは、済州ユナイテッドとの契約を来年12月まで残しているが、明治安田生命J1リーグのFC東京やシンガポールプレミアリーグのライオン・シティ・セーラーズが獲得オファーを提示したとのこと。選手サイドはKリーグ1ファイナル3試合が残っていることを踏まえて、オファーへの回答はまだ行っていないという。また、同選手はKリーグ1で活躍する選手の中でも年俸が低いことから、韓国国内外の複数クラブからの関心が高まるものとみられる。

 一方、済州ユナイテッドは来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得を狙う中、韓国代表FWキム・シンウク(33)の獲得に動いていた模様。しかし、キム・シンウクは韓国国外でのプレーを望む中、今月15日にライオン・シティ・セーラーズと年俸300万ドル(約3億4000万円)による3年契約を締結している。

 なお、FC東京は現役時代にジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド市原・千葉)や京都パープルサンガ(現京都サンガ)、ジュビロ磐田などでプレーしていたチェ・ヨンス氏の招へいに動いていたことも明らかになっている。J1リーグやカップ戦のタイトル、そして来季ACL出場権を逃したFC東京は、巻き返しにむけて韓国方面に視線を向けているようだ。