
プロフェッショナルレフェリーであり、Jリーグ審判員の家本政明氏は、YBCルヴァンカップ決勝・名古屋グランパス対セレッソ大阪の主審を務めていた。そんな家本政明氏が試合後の表彰式における舞台裏を明かしている。
埼玉スタジアム2002で先月30日に行われた決勝戦では、0-0で迎えた47分にFW前田直輝(26)のゴールで名古屋グランパスが先制。そして79分にはMF稲垣祥(29)が追加点をあげると、名古屋グランパスはセレッソ大阪の反撃を断ちきり2-0で勝利している。
また、この一戦では家本政明主審が選手たちと丁寧にコミュニケーションをとりながら試合を捌き、カードを提示することなく終わらせている。同主審をはじめ審判団のレフェリングに対しては、多くのJリーグファンから労いや称賛の言葉が送られているが、一方でVAR(ビデオアシスタントレフリー)担当が試合後に観客の目前で表彰されなかったことを疑問視する声も上がっていた。
その中、家本政明氏は3日にSNSを更新。「LC(ルヴァンカップ)決勝後の式典になぜVARとAVARは参加しなかったのか?という質問にお答えしますね。 彼らには試合後も映像を再確認したり映像クリップの作成に協力する任務があるので参加できなかったのですが、その後村井さん(村井満チェアマン)と原さん(原博実Jリーグ副理事長)が審判控室に来られて二人に記念品贈呈と写真撮影をされましたのでご安心下さい」と投稿し、決勝戦終了後の仕事や出来事についてファンに説明している。
なお、家本政明氏は2002年からJリーグ公式戦での審判員を担当しているが、今季限りで国内トップリーグを担当する審判員から退くことになったことが今月1日に日本サッカー協会(JFA)から発表されている。
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