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浦和からのオファー拒否後にレンタル移籍も…ブラジル人MFが去就不透明に!

浦和レッズのサポーター 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズは今年3月、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のレッドブル・ブラガンチーノに対してブラジル人MFトニー・アンデルソン(23)の獲得オファーを提示したものの、失敗に終わっている。そのアンデルソンは、ここにきて自身の去就が不透明となっているようだ。20日、ブラジルメディア『Bahia Noticias』が伝えている。

 アンデルソンはクルゼイロ、グレミオ、アトレチコ・パラナエンセでのプレーをへて、昨年1月にレッドブル・ブラガンチーノへ完全移籍。しかし、昨季はレッドブル・ブラガンチーノでリーグ戦わずか8試合の出場にとどまると、今年1月以降は全試合でメンバー外となっていた。また、トップ下を本職とする同選手には、攻撃陣の強化を目指す浦和レッズやブラジル1部のスポルチ・レシフェがオファーを提示。しかし、同選手は熟考を重ねた末に今年4月にECバイーアへのレンタル移籍を決断していた。

 同選手はECバイーアの一員として迎えた今季、リーグ戦で12試合に出場しているが、8月以降はベンチ外となることが多く、今月6日開催の第24節・コリンチャンス戦以降は出番がない状況となっている。その中、『Bahia Noticias』の報道によると、ECバイーアはアンデルソンをすでに今季の構想から外しているとのこと。今年12月にレンタル期間が満了を迎えるため、レッドブル・ブラガンチーノに復帰することが既定路線となっているようだ。

 なお、アンデルソンはレッドブル・ブラガンチーノとの契約を2024年12月まで残している。ただ、レッドブル・ブラガンチーノでも構想外となっていただけに、今後の動向が気になるところだ。