U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技の舞台でプレーしたMF堂安律(23)には、すでにブンデスリーガ(ドイツ1部)の複数クラブが関心を寄せている。その中、オランダ紙『ED』は29日、同選手の現状について報じている。
堂安律は現在エールディビジ(オランダ1部)のPSVアイントホーフェンに在籍。しかし、選手サイドはPSVとの契約期間を2024年6月まで残す中、今夏移籍を望んでいると伝えられている。また、同選手の獲得にはフランクフルトやマインツ、ボルフスブルク、フライブルク、日本代表DF室屋成が所属する2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のハノーファーなど多くのクラブが興味を示している模様。イギリスメディア『スカイスポーツ』は、同選手の獲得に650万ユーロ(約8億3000万円)が必要であると主張している。
さらに、先週にはTSGホッフェンハイムを率いるセバスチャン・ヘーネス監督と堂安律本人がコンタクトをとっていると報じられていたが、ヘーネス監督はこの報道内容を全面否定していた。
堂安律は昨季につづき今季もドイツでプレーするとさかんに噂されているが、『ED』の報道によると、現時点で同選手のもとにオファーは届いていない模様。それでもPSVは堂安律が退団する可能性を除外していないという。
また、本人は28日に行われたエールディビジ第3節・フローニンゲン戦でベンチ入りしているほか、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選2試合に臨む日本代表メンバーに選出されたことをうけて、29日にオランダを離れているとのことだ。
なお、堂安律は2019年夏にPSVへ完全移籍したものの出場機会に恵まれず、昨夏にアルミニア・ビーレフェルトへ買い取りオプション付きの1年レンタルにより加入。昨季はブンデスリーガで全試合に出場して5ゴール3アシストをマーク。チームのブンデスリーガ残留に貢献していたが、500万ユーロ(約6億7000万円)による買い取りオプションは行使されず、PSVへ復帰していた。
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