ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

東京五輪スペイン代表FWがアトレティコ移籍間近に!岡崎慎司の元同僚

ラファ・ミル 写真提供: Gettyimages

 アトレティコ・マドリードはウルバーハンプトン・ワンダラーズが保有権を持つ東京五輪スペインU24代表FWラファ・ミルの獲得に迫っているようだ。6日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 現在24歳のラファ・ミルは、2018年1月にバレンシアのBチームからウルバーハンプトンへ完全移籍。その後、2度のレンタル移籍をへて、昨年1月にSDウエスカへ1年半のレンタルにより加入。2019/20シーズン後半戦はスペイン2部で10試合に先発出場して9ゴールをマーク。元日本代表FW岡崎慎司とともにチームをラ・リーガ昇格へと導くと、昨季はリーグ戦で32試合に先発出場して13ゴールをあげていた。

 同選手は東京五輪のスペインU24代表に選出。グループステージ全3試合で途中出場を果たすと、準々決勝・コートジボワール戦では後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを奪われた直後に投入されると、2分後に同点ゴールをマーク。そして延長戦で2点を奪いハットトリックを達成するとともに、チームを勝利に導いていた。そして日本代表との準決勝ではフル出場を果たし、チームも決勝進出を決めている。

 ラファ・ミルはウルバーハンプトンとの契約を来年6月まで残している。しかし、前線の強化を目指すアトレティコがすでに選手サイドと合意に達しているほか、ウルバーハンプトンとのクラブ間交渉も最終段階に差し掛かっている模様。移籍金は1500万ユーロ(約19億円)で決着するものとみられる。

 東京五輪の選手村で話題になっている「段ボールベッド」についても言及していたラファ・ミルだが、オリンピックでの活躍もあり、ステップアップが実現するようだ。