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「アーセナルの他に…」ユベントス移籍望む伊代表MFの去就にサッスオーロ幹部は…

マヌエル・ロカテッリ 写真提供: Gettyimages

 ユベントスはサッスオーロのイタリア代表MFマヌエル・ロカテッリの獲得にむけて本格的な動きを見せている。その中、サッスオーロのジョバンニ・カルネバーリCEO(最高経営責任者)が同選手の去就に関して再び言及した。29日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 現在23歳のロカテッリはサッスオーロとの契約を2023年6月まで残しているが、ボルシア・ドルトムントやアーセナル、それにユベントスからの関心が伝えられている。ただ、ロカテッリ本人は以前からユベントスへの移籍を強く望んでいるという。

 また、ユベントスはこれまでサッスオーロとの交渉を複数回にわたって行っている。その中、500万ユーロ(約6億5000万円)による2年レンタル、2500万ユーロ(約33億円)による買い取りオプション付帯という条件で最初のオファーを提示したものの拒否。サッスオーロは800万ユーロ(約10億4000万円)による2年レンタル、2500万ユーロによる買い取り義務、さらに1000万ユーロ(約13億3000万円)によるボーナスという条件ならば、オファーを受け入れると伝えられている。

 イタリア国内メディアの報道によると、両者は30日にも再び会談を行う予定になっているとのこと。その中、カルネバーリCEOは「彼はユベントスに移籍することを望んでいる。だが、ユベントスは(ロカテッリの取引で)我々と合意しなければならない。適切なオファーが届かなければ、彼は残留することになる」と報道陣の取材でロカテッリに関する現状を説明している。

 くわえて「彼はアーセナルの他にプレミアリーグのもう1クラブからオファーを受けている。もちろん我々のもとに残るという選択肢もあるが、いずれにしても彼は決断を下さなければならない」とユベントスやアーセナル以外のクラブも獲得レースに加わっていることを明かした。

 なお、ロカテッリはサッスオーロの主力として活躍すると、EURO2020のイタリア代表に選出。グループステージ第2節・スイス戦で2ゴールをあげると、決勝トーナメント1回戦・オーストリア戦や準決勝・スペイン戦、決勝・イングランド戦でもピッチに立ち、タイトル獲得に貢献していた。