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トッテナム、冨安健洋の獲得オファー提示も却下。ボローニャは27億円要求も…

冨安健洋 写真提供: Gettyimages

 東京五輪の日本代表メンバーのDF冨安健洋には、アタランタとトッテナム・ホットスパーが関心を強めているが、ボローニャはトッテナムからの獲得オファーを却下したようだ。1日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 同選手はボローニャとの契約を2024年6月まで残している。しかし、昨夏以降にミランやバイヤー・レバークーゼンなど複数クラブから関心を寄せられると、2020/21シーズン終了後にアタランタとトッテナムが獲得に乗り出している。また、選手サイドはアタランタと年俸130万ユーロ(約1億7000万円)による4年年契約ですでに合意に達しているとのことだ。

 その中、トッテナムは今週に移籍金1500万ユーロ(約20億円)+ボーナス300万ユーロ(約4億円)という条件でオファーを提示。しかし、ボローニャは少なくとも2000万ユーロ(約27億円)を求めていることから、これを却下したという。ただ、両クラブによる交渉は今後も続くものとみられる。

 また、トッテナムは守備陣の新戦力候補として、冨安健洋のほかにもオリンピック・リヨンからフラムへレンタルにより加入していたデンマーク代表DFヨアキム・アンデルセンやサウサンプトンのデンマーク代表DFヤニク・ベスターゴーアもリストアップしているようだ。

 なお、冨安健洋は2018年にアビスパ福岡からジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVVに移籍した後、2019年夏にボローニャへ加入。2020/21シーズンはシニシャ・ミハイロビッチ監督に本職であるセンターバックのほか右サイドバックを任せられることも多く、セリエAで31試合に先発出場していた。