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横浜FC、パラグアイ代表MF獲得は失敗に。年俸1億円超でオファーも…

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 明治安田生命J1リーグの横浜FCは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のCRフラメンゴに対してパラグアイ代表MFロベルト・ピリス・ダ・モッタの獲得オファーを提示していたが、選手サイドがこれを拒否したようだ。16日、ブラジルメディア『O DIA』が報じている。

 モッタは今夏にスュペル・リグ(トルコ1部)のゲンチレルビルリイSKでのレンタル期間を終えて、CRフラメンゴへ復帰。クラブとの現行契約は2022年12月までとなっているが、横浜FCは中盤の新戦力として同選手に対して2年半の契約期間による獲得オファーを提示。年俸は100万ドル(約1億1000万円)とCRフラメンゴで受け取っている金額のおよそ2倍であったほか、自宅や車の提供、公式戦での勝敗やタイトルの獲得に応じたボーナスがオファーに盛り込まれていたようだ。

 CRフラメンゴは横浜FCからのオファーが届いた時、同選手の放出に前向きな姿勢を示していた。しかし、モッタ本人はコパ・アメリカ終了後に現在J1リーグで最下位に沈んでいる横浜FCよりも優れたクラブからオファーが届く可能性があると判断し、横浜FCからのオファーを拒否したようだ。

 なお、モッタは2010年にパラグアイ国内のクラブでトップチーム昇格。2017年にアルゼンチンのサン・ロレンソへ加入すると、2018年夏にCRフラメンゴへ完全移籍により加入。しかし、移籍1年目からレギュラーに定着することはできず、昨夏にスュペル・リグ(トルコ1部)のゲンチレルビルリイSKへ1年レンタルにより加入。昨季はリーグ戦で36試合に先発出場するなど、本来のパフォーマンスを発揮していた。しかし、ゲンチレルビルリイSKは350万ユーロ(約4億7000万円)による買い取りオプションを行使しなかったため、今夏にCRフラメンゴに復帰していた。