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乾貴士、来季もスペイン1部でプレーか!2部降格エイバルと契約解除へ

乾貴士 写真提供: Gettyimages

 エイバルに所属する日本代表MF乾貴士は今夏退団の噂が飛び交っているが、来季もラ・リーガ(スペイン1部)の舞台でプレーする可能性があるようだ。20日、スペインメディア『DIARIO DE CADIZ』が報じている。

 乾貴士は2011年夏にセレッソ大阪からVfLボーフムに完全移籍すると、その後アイントラハト・フランクフルト、エイバル、レアル・ベティス、デポルティーボ・アラベスと渡り歩き、2019年夏にエイバルへ復帰。今季は公式戦22試合で先発出場していたが、直近3試合ではピッチに立っていなかった。

 その中、エイバルは今月16日に行われたラ・リーガ第37節・バレンシア戦で1-4と敗戦。残留圏内の17位ウエスカと3ポイント差であるものの、ウエスカと勝ち点で並ぶ18位エルチェとの直接対決で2敗としているため、最終節・バルセロナ戦を残して2部降格が決まっている。

 乾貴士はエイバルとの現行契約を来年6月まで残しているが、2部降格時に適用可能な契約解除条項が盛り込まれているため、退団するものとみられる。その中、ラ・リーガ残留を決めているカディスが同選手を今夏の獲得候補に含めている模様。『DIARIO DE CADIZ』は、カディスのアルバロ・セルベラ監督は今年3月6日に行われたエイバル戦前の会見で、乾貴士への興味を明かしたことを理由に挙げている。

 なお、乾貴士のチームメイトである日本代表FW武藤嘉紀もレンタル期間満了により、今季終了後にエイバルを去ることが既定路線となっている。来月のインターナショナルマッチウィークにおける代表チームに招集されなかった両選手の去就に注目が集まる。