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PSG、メッシの去就報道に言及したアルゼンチン代表の同僚MFに不快感

レアンドロ・パレデス 写真提供: Gettyimages

 パリ・サンジェルマン(PSG)はかねてからバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの獲得に動いていると伝えられているが、MFレアンドロ・パレデスに対してメッシの話題をメディアに話したことについて不快感をあらわにしているようだ。14日、フランス紙『ジュルナル・デュ・ディマンシュ』がこれを伝えている。

 メッシは昨季終了後に退団の意向をクラブ首脳陣に伝えていたものの、7億ユーロ(約880億円)にものぼる契約解除条項が現行契約に付帯されていることもあり、残留を決断していた。しかし、同選手とバルセロナの現行契約が今年6月に満了を迎えるものの、いまだに契約延長を行っていない。

 同選手の去就を巡っては、先日マンチェスター・シティが現時点で獲得に動いていないという声明を発表していたが、依然としてPSGをはじめ複数クラブが今夏フリーでの獲得を狙っていると伝えられている。その中、アルゼンチン代表でメッシと同僚の関係にあり、現在PSGでプレーしているパレデスは今年1月のメディアインタビューでメッシの移籍先がPSGになる可能性が高いという趣旨のコメントを残していた。

 しかし、PSGの幹部はメッシの去就について言及した同選手に対して注意した模様。パレデスは『ジュルナル・デュ・ディマンシュ』の取材において「彼らは僕に対してメッシに関する話題を誰にも話さないように伝えてきたよ。僕だけに当てはまるケースではないけど、僕の発言をあまり好んでいないようだったし、一部の人間は僕の発言が無礼なものであると捉えていたね」と語っている。

 なお、バルセロナは会長職を務めた過去を持つジョアン・ラポルタ氏が今月に行われた次期会長選挙で当選したことにより、メッシが残留に傾く可能性が高いという見方が広まっている。