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新型コロナ陽性のエル・シャーラウィ、ローマ復帰間近もメディカルチェックの見通し立たず…

ステファン・エル・シャーラウィ 写真提供: Gettyimages

 イタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィはローマ復帰がさらに遅れるようだ。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 エル・シャーラウィは2019年夏にローマから上海上港に移籍したものの、本人がヨーロッパ復帰を熱望。昨年10月にパリ・サンジェルマン(PSG)やローマからの関心が伝えられたものの、交渉は破談に終わっていた。ところが中国スーパーリーグで来年からサラリーキャップ制が突如として導入されたこともあり、今冬ローマ復帰がほぼ確実という見方が広まっていた。同選手は契約期間が2023年夏までの2年半、年俸350万ユーロ(約4億4000万円)という条件でローマとすでに合意に達している模様。また、上海上港とは契約解除を行うものとみられ、フリーでの移籍となるようだ。

 エル・シャーラウィは23日にメディカルチェックを受けて正式に契約を結ぶ予定だったが、本人がPCR検査の結果、新型コロナウイルス陽性と診断されたため延期となっていた。そして26日の時点でも陰性にはなっておらず、メディカルチェックの日程が再延期となっている。

 昨年8月以降は一度もピッチに立っておらず、中東での個別トレーニングにコンディション維持に努めてきたエル・シャーラウィだが、世界に猛威を振るう新型コロナウイルスの問題に悩まされている。