セリエA フィオレンティーナ

フィオレンティーナFWクトローネ、ウルブス復帰濃厚に。他クラブへのレンタル移籍は…

パトリック・クトローネ(写真右) 写真提供: Gettyimages

 フィオレンティーナのFWパトリック・クトローネはウォルバーハンプトン・ワンダーラーズへ復帰することが既定路線となっているようだ。6日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。

 ミランの下部組織出身であるクトローネは2019年夏にミランからウォルバーハンプトン・ワンダーラーズへ完全移籍するものの、プレミアリーグで出場機会を増やすことができず、昨年1月にフィオレンティーナへ買い取り義務が付帯された1年半のレンタルにより加わっていた。それでも昨シーズン後半戦はセリエAで9試合の先発出場とレギュラーをつかむには至らず、今季はリーグ戦で一度も先発メンバーに名を連ねていない。くわえて、6日に行われたセリエA第16節・ラツィオ戦ではベンチ外となっており、今冬退団がほぼ確実と伝えられている。

 また、一部からはウォルバーハンプトン・ワンダーラーズが別クラブへ今季終了後までの半年間レンタルによりクトローネを放出する可能性を指摘する声があがっていた。しかし、同クラブの前線で主力を担うFWラウル・ヒメネスが昨年12月29日に行われたプレミアリーグ第10節・アーセナル戦で頭蓋骨骨折という大怪我を負ったこともあり、クトローネをスカッドに加えるという見方が広まっている。

 ここ数シーズンにわたりレギュラーを確保できず、伸び悩んでいるクトローネだが、ウォルバーハンプトン復帰後にヒメネスにかわる点取り屋としてアピールすることはできるのだろうか。