セリエA ウディネーゼ

ウディネーゼ幹部が注目株デ・パウルの去就に「1月にトッププレーヤーを売ることはない。もし彼が…」

ロドリゴ・デ・パウル 写真提供: Gettyimages

 ウディネーゼは今冬のマーケットでアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルを放出しない意向を明らかにしているようだ。3日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が報じている。

 アルゼンチンのラシン・クラブでプロデビューを果たしたデ・パウルはバレンシアをへて2016年夏にウディネーゼに加入している。移籍1年目から公式戦33試合に先発出場して主力に定着すると、中盤や前線に近いポジションでチームをけん引する存在に成長。今季もここまでリーグ戦全14試合でフル出場を果たしているほか、うち8試合ではキャプテンマークを巻いている。一方、同選手の去就を巡っては、かねてからインテルが水面下で獲得にむけた動きを見せていると伝えられているほか、ユベントスやミランなどイタリア国内の複数クラブが関心を寄せている。

 その中、ウディネーゼのピエルパオロ・マリノSD(スポーツディレクター)は3日、セリエA第15節・ユベントス戦のキックオフ前にメディアインタビューに対応。デ・パウルの去就に関する質問に対して「ウディネーゼもそうだが(ジャンパオロ・)ポッツォ氏の保有するクラブは1月にトッププレーヤーを売ることはない。もし彼がクラブを離れることを望み、かつ適切なオファーが届けば、次の夏のマーケットで放出することになるだろう」とコメント。デ・パウルも含め今シーズン途中での主力選手の退団は原則容認しない構えを示した。

 なお、同選手とウディネーゼとの現行契約は2024年6月に満了を迎える。現在の市場価格が3500万ユーロ(約44億円)にもあると言われているデ・パウルだが、契約年数を残していることもあり、ウディネーゼは今夏のマーケットで高額な移籍金を要求することが予想される。