Jリーグ サガン鳥栖

サガン鳥栖の高橋秀人、横浜FCへの完全移籍が決定「残留を決めたときや、大事な試合に勝った時の喜びもひとしおでした」

高橋秀人 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖は27日、日本代表MF高橋秀人が横浜FCへ完全移籍することを公式発表している。

 日本代表の一員としてプレーした経験を持つ高橋秀人は2018年にヴィッセル神戸からサガン鳥栖へ加入。中盤のみならずセンターバックとして起用されることもある中、加入1年目と昨季は公式戦30試合以上でピッチに立っていた。今季は9月に右ひじを脱臼したこともあり13試合の出場にとどまっていたものの、精神的支柱として大きな役割を果たしていた。

 同選手は横浜FCの一員となることについて「横浜FCという素晴らしいクラブで自分のキャリアの新しい挑戦させていただけること感謝しています。クラブの明確なビジョンに共感し、今回決断させていただきました。自分の状況を理解していただきオファーをいただけたことに使命を感じます。魅力的なサッカーを実践されている中で、自分のあらゆる可能性を信じて貪欲に成長したいと思います。皆さんに認めていただけるようにピッチ内外で精一杯努力し、三ツ沢のピッチで喜びを分かち合える日を楽しみにしています。タフな一年になると思いますがご声援をよろしくお願いします」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。

 また、サガン鳥栖退団については「サガン鳥栖のファン、サポーターの皆さん、3年間沢山のご声援をいただき本当にありがとうございました。苦しい時や辛い時が多かったですが、だからこそ残留を決めたときや、大事な試合に勝った時の喜びもひとしおでした。また、皆さんの「優しさ」「温かさ」「素直さ」「美しさ」と触れ合う中で自分の心が洗われていく感覚も忘れられません」

 「皆さんが作り出すスタジアムの一体感のお陰で、息子はいつも家で「オーレオレーオレサガン鳥栖」を大熱唱して家族を和ませてくれています。ヒーローインタビューのように長くコメントし、これ以上話の長い選手と思われたくないので、今回は端的にここで終わります。この先も今まで大事にしてきたものを見失わず新しいものを取り入れ、クラブの益々の発展と皆さんの健康を願っています」と惜別のメッセージを送った。