ブンデスリーガ ボルシア・ドルトムント

ドルトムントの注目株ホランド、ユベントスのホームゲーム観戦の過去について「そのようなことは…」

エルリング・ブラウト・ホランド 写真提供: Gettyimages

 ボルシア・ドルトムントのFWエルリング・ブラウト・ホランドはイタリア紙『トゥットスポルト』の主催であり、21歳以下のフットボーラーを対象とした『ゴールデンボーイ』の授賞式において、ユベントス加入に近づいていた過去について言及しているようだ。14日、授賞式終了後に本人が『スカイスポーツ』のインタビューに答えている。

 このノルウェー代表は今年1月にオーストリアの強豪レッドブル・ザルツブルクからドルトムントへ加入すると、今季はここまで公式戦14試合に出場し17ゴールをマーク。また、ザルツブルク在籍時の昨季もUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージで8ゴールを叩き出すなど驚異のパフォーマンスを披露したこともあり、『ゴールデンボーイ』の受賞にいたっている。

 ホランドは同賞の受賞について「フットボーラーの誰もがバロンドール受賞という夢を描くだろうが、今の僕はこのゴールデンボーイ受賞が夢だった。受賞できたことを誇りに感じているよ。自分自身がさらに成長して新たな目標を達成するための原動力になるね」

 「僕にとって直近の1年半は信じられないような出来事の連続だったよ。レッドブル・ザルツブルクとボルシア・ドルトムントという2つの素晴らしいクラブで多くを楽しんでいるね」と充実感をのぞかせる。

 また、自身の代理人を務めドルトムント移籍を手掛けたミノ・ライオラ氏に対しては「彼は世界で最も優れた代理人だ。僕のことを大いに助けてくれるし、これからも彼とともに仕事したいね」と賛辞を送っている。

 同選手は憧れている選手を問われると「他のストライカーからできる限り多くのことを学ぼうとしている。(ズラタン・)イブラヒモビッチは今までのフットボール界で最も優れたストライカーのひとりであり、僕の憧れの選手のひとりでもあるよ」と元スウェーデン代表の名前をあげる。

 そして2017年にユベントスのホームであるアリアンツ・スタジアムに姿を現していたことについて質問を受けると「そのことについて多くの人々が言っているけど、僕はそのようなことを口にしたことはない。1年間ボルシア・ドルトムントでプレーしており、本当に幸せだよ」と現状への満足感を強調した。

 なお、ホランドを巡っては、ユベントスを含めた複数クラブが依然として獲得レースを繰り広げているという見方がある一方で、ライオラ氏が2022年までドルトムントに残留することでクラブと合意しているという報道もある。