セリエA カリアリ

インテルと今節対戦したカリアリ、ナインゴラン再獲得の可能性は…

ラジャ・ナインゴラン 写真提供: Gettyimages

 カリアリは13日にセリエA第11節・インテル戦に臨んだが、試合前に同クラブの幹部が元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランの復帰する可能性を否定したようだ。13日、イギリスメディア『DAZN』がこれを伝えている。

 ナインゴランは2010年冬からカリアリに在籍すると、2014年1月にローマへ加入。2018年にはインテルに移籍したものの、アントニオ・コンテ監督の構想から外れ、1年レンタルによりカリアリに復帰。古巣で過ごした昨シーズンは公式戦29試合に出場し6ゴール7アシストと本来のパフォーマンスを取り戻すと、今夏に再びインテルの一員となっている。

 カリアリのマリオ・パセッティGD(ジェネラルディレクター)は試合前のメディア取材にて同選手を再獲得する可能性について問われると「我々は昨年の夏に彼とサインしようと試みたが、取引をうまくまとめることができなかった」

 「我々は今厳しい状況に直面している。将来何が起こるのか定かではない。試合は無観客で行われているし、ラジャ・ナインゴランのようなワールドクラスの選手とサインを交わす可能性について話すべきではないと考えている」

 「この夏に彼を(完全移籍で)獲得しようとしたが、今我々はコロナウイルスにより複数の選手を欠いている。(選手獲得への)重要な投資を行うことについて考えることはできないような状況だ」とコメント。新型コロナウイルスの感染拡大によってクラブを取り巻く状況が大きく変化したことを強調している。

 なお、ナインゴランは今年6月にヒラメ筋を負傷した影響もあり、今季はまだ一度も先発メンバーに名を連ねていない。また、11月下旬には筋肉系の負傷により戦線離脱を強いられており、古巣カリアリとの一戦でベンチ外となっている。