プレミアリーグ エバートン

【忘れられない感動】プレミアリーグ史に残るゴール特集〜前編〜

写真提供: Gettyimages

【トッテナム】

「2019/5/9 チャンピオンズリーグ アヤックス戦(A)」

最後の瞬間までサッカーは分からないことを改めて知らされたこのゴール。ルーカス・モウラのハットトリックが、トッテナムの歴史に新たな1ページを刻んだことはもちろん言うまでもない。1stLegではホームで0−1と敗戦し、2ndLegも前半だけで2失点し敗色濃厚の内容だった。しかしさすがはマウリシオ・ポチェッティーノ。後半からフェルナンド・ジョレンテを投入しルーカスと2トップを並べて攻撃を活性化させることに成功。あっさりと2点取り返し後1点でクラブ初の決勝進出が見えてきた。

そして迎えたアディショナルタイム、ラストプレー。ジョレンテの落としから、デレ・アリがボールの軌道を変え、ルーカスが左足を振り切った。丁寧に流し込んだシュートにアンドレ・オナナは触ることができずネットを揺らした。この瞬間トッテナムのクラブ初の決勝進出を達成させた。


写真提供: Gettyimages

【マンチェスター・ユナイテッド】

「2011/2/12 プレミアリーグ マンチェスター・シティ戦(H)」

史上最高のゴールが絶対に負けられない戦いで決まった。あの感動を私たちは一生忘れない。長年続く激闘、この試合ではユナイテッドに軍配が上がった。オールド・トラッフォードで行われた白熱した一戦はユナイテッドが先制するも65分にダビド・シルバのゴールで試合をふりだしに戻す。じわりじわりとシティのペースになり始めた78分、その瞬間が訪れた。

ウェイン・ルーニー。右サイドから蹴り入れたナニのクロスに反応したルーニーが強烈なオーバヘッドキックが炸裂した。一瞬の閃きから放たれたシュートにジョン・ハートは全く動けずユナイテッドが再びリードした。この決勝点を守りきりダービーマッチを制した。

芸術性、エンターテイメント性、競技性すべてが最高得点とも評価できるルーニーのバイシクルに並ぶゴールは今後出てくることがあるだろうか。

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名前:秕タクオ

国籍:日本
趣味:サッカー、UNO、100均巡り

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ人生の半分以上はサッカー観戦に明け暮れ、週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグにかじりついています。

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