リーグ・アン ラ・リーガ

去就はどうなる?今夏契約を満了する有名選手たち(リーグアン、ラ・リーガ編)

 リーグ・アンはパリ・サンジェルマン(PSG)、そしてラ・リーガではバルセロナの優勝が決定しており、残り試合数もわずかになっている。その中、今夏で契約満了を迎える選手の行方に注目が集まっている。今回はこの2カ国のリーグにおいて契約満了間近となっている8選手を紹介する。


1、アドリアン・ラビオ

所属クラブ:パリ・サンジェルマン

年齢:24

国籍:フランス

ポジション:MF

 中盤の有望株として国外のメガクラブが獲得に興味を示していると伝えられているラビオは、昨秋に契約延長交渉を行っていたものの、年俸面で折り合いがつかず破談に終わっている。これにより、今冬にもバルセロナへ移籍する可能性が取りざたされていたものの実現することはなかった。直近ではレアル・マドリードが関心を示していると伝えられていたが、こちらも獲得レースから撤退している。


2、ダニエウ・アウベス

所属クラブ:パリ・サンジェルマン

年齢:36

国籍:ブラジル、スペイン

ポジション:DF

 これまでセビージャ、バルセロナ、ユベントスと渡り歩き、30個以上のタイトルを獲得しているダニエウ・アウベスは昨季の終盤戦で負傷し、ワールドカップ・ロシア大会には出場できなかった。今季はコンディション回復に苦しみながらも11月以降はコンスタントな出場機会を得ている。PSGは同選手と現在契約延長交渉を行っているものとみられ、シーズン終了後にも公式発表が行われるかもしれない。


3、ハテム・ベン・アルファ

所属クラブ:スタッド・レンヌ

年齢:32

国籍:フランス、チュニジア

ポジション:FW

 これまで素行面で問題を抱えていたこともあり数多くのクラブを渡り歩いてきたベン・アルファは、昨季終了後にパリ・サンジェルマン(PSG)と契約解除となっていたものの、1年契約でスタッド・レンヌに加入。クープ・ドゥ・フランス(フランス杯)では決勝で古巣PSGを下し、優勝を果たしている。32歳になって再び本来のパフォーマンスを見せている同選手であるが、今夏の去就は不透明な状況となっている。


4、マリオ・バロテッリ

所属クラブ:オリンピック・マルセイユ

年齢:28

国籍:イタリア、ガーナ

ポジション:FW

 2016年夏にリバプールからニースへ移籍したことをきっかけにストライカーとして再び輝きを放っていたバロテッリではあったが、昨夏にコンディション管理不足により今シーズンは出遅れると、クラブ首脳陣や指揮官との関係が悪化したことにより、今冬に契約を解除した上で日本代表DF酒井宏樹が所属しているマルセイユに半年間の短期契約で加入。ニースで過ごした前半戦とは異なりリーグ戦で8ゴールをあげるなどチームの上位進出に大きく貢献している。


5、サンティ・カソルラ

所属クラブ:ビジャレアル

年齢:34

国籍:スペイン

ポジション:MF

 アーセナルで6シーズン過ごしたものの、度重なる負傷に泣かされたカソルラは昨夏に古巣・ビジャレアルに復帰すると、開幕節で668日ぶりとなる出場を果たしている。以降も負傷で欠場することなく、今季はリーグ戦を中心に公式戦33試合で出場を果たしている。シーズンを通じて稼働したこともあり、ビジャレアルは契約延長を検討しているようだ。


6、トーマス・フェルメーレン

所属クラブ:バルセロナ

年齢:33

国籍:ベルギー

ポジション:DF

 2014年夏にアーセナルから加入したフェルメーレンは、数度の渡る負傷離脱により本来のパフォーマンスを発揮することができず、2016/17シーズンにはローマへのレンタル移籍を経験している。今季もハムストリングをはじめ複数箇所に問題を抱えたことにより公式戦わずか9試合の出場にとどまっており、契約更新されない可能性が高いという見方が広まっている。


7、ディエゴ・ゴディン

所属クラブ:アトレティコ・マドリード

年齢:33

国籍:ウルグアイ、スペイン

ポジション:DF

 2010年夏にビジャレアルからアトレティコ・マドリードに加入したゴディンは、これまでディフェンスリーダーとして2度のヨーロッパリーグ(EL)制覇、2013/14シーズンのラ・リーガ優勝に大きく貢献した。ただ守備陣の大幅な刷新に伴い、今月7日に今夏退団を公式発表している。なお、新天地はインテルであることがほぼ確実になっているようだ。


8、フェリペ・ルイス

所属クラブ:アトレティコ・マドリード

年齢:33

国籍:ブラジル、イタリア

ポジション:DF

 ウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンとともに長らくアトレティコの守備陣をけん引してきたフェリペ・ルイスもチームの方針を受けて、33歳となった今季で退団することが既定路線となっている。同選手を巡っては、ボルシア・ドルトムントとバイヤー・レバークーゼンが獲得を目指しているものとみられるが、ドルトムントのオファーを拒否したという報道も飛び交っている。