フィオレンティーナ インテル

イタリア代表キエーザ巡りイタリアダービー勃発か。インテルは複数の交換要員用意で移籍金引き下げへ

フィオレンティーナのフェデリコ・キエーザ 写真提供:Getty Images

 インテルはフィオレンティーナのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザを巡ってユベントスとの争奪戦に臨む構えを示しているようだ。現地時間24日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が伝えている。

 父にエンリコ・キエーザを持つフェデリコ・キエーザは2016/17シーズンのセリエA開幕節・ユベントス戦でトップチームデビューを飾ると、このシーズンの後半戦から先発出場の機会を確保。

 そして昨季に公式戦37試合で先発出場を果たしてレギュラーの地位を確立させると、今季もここまで右サイドを主戦場に公式戦試合33試合で先発出場を果たし12ゴール8アシストとキャリア最高の数字を残している。

 同選手には以前から国内外の複数クラブが興味を示しており、中でもユベントスは今夏のメインターゲットとして動向を追い続けているが、インテルも獲得へ本格的に乗り出す模様。

 ただフィオレンティーナはキエーザの移籍金を7500万ユーロ(約94億円)に設定。インテルはこの高額の移籍金を支払うことが厳しいため、ピエロ・アウシリオSD(スポーツディレクター)は複数選手を交換要員としてフィオレンティーナに差し出すことを画策しているようだ。

 またその交換要員には現在ボルドーにレンタルで在籍中のFWヤン・カラモウや同じくスタンダール・リエージュにレンタル中のDFジーニョ・ファンフースデンの名前があがっているようだ。

 なお、インテルは昨夏にローマから元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランを獲得した際に交換要員としてイタリア代表MFニコロ・ザニオーロを放出しており、その後ザニオーロはイタリアサッカー界随一の有望株にまで成長している。