パリ・サンジェルマン ユベントス

PSG指揮官トゥヘル、CL優勝の難しさをユベントスを例に説明。国内2冠への意気込みも語る

ユベントスはCL準々決勝でアヤックスに敗れた 写真提供:GettyImages

 パリ・サンジェルマン(PSG)のトーマス・トゥヘル監督は今季もチャンピオンズリーグ(CL)のタイトルが獲得できなかったことについて言及しているようだ。現地時間22日、フランスメディア『Canal+』が伝えている。

 PSGは一昨季にCLベスト16でバルセロナ相手に1stレグで4-0と快勝したものの、敵地カンプ・ノウで臨んだ2ndレグで1-6と欧州サッカー史に残る逆転負けを許しており、昨季もベスト16で大会を後にしている。

 そしてトゥヘル体制1年目の今季も、ナポリやリバプールと同居したグループステージを首位通過。そしてベスト16・1stレグでマンチェスター・ユナイテッドに2-0で勝利したものの、ホームでの2ndレグにおいて1-2で迎えた後半アディショナルタイムにPKからの得点を許しており、アウェイゴールの差で敗退となっている。

 CLの舞台ではここ数シーズンに渡って結果を残していない状況となっているが、トゥヘル監督は「チャンピオンズリーグのタイトルは目標である。ただユベントスも長い期間に渡って再びチャンピオンズリーグで優勝することを待ちわびている」とコメント。今季優勝候補と謳われていたユベントスでさえ、CL制覇ができなかったことを引き合いにして、ヨーロッパの舞台におけるタイトル獲得の難しさを説いている。

 ただPSGは先週末に行われたリーグアン第33節で2位・リールがドローに終わったためリーグアン連覇を達成している。これについて同監督は「我々はリーグ戦とカップ戦を制することを毎シーズンの目的としている」

 「そのうち1つ目の目標を達成したし、もしクープ・ドゥ・フランス(国内カップ戦)を制したら、今シーズンはポジティブなものとなるだろう」と28日に行われるクープ・ドゥ・フランス決勝・レンヌ戦に向けて集中する構えを見せた。