デ・ヨング以外にも多数？アヤックスが今夏失うであろう才能たち

ユベントスとの激闘を制し、チャンピオンズリーグ（CL）準決勝へと駒を進めたアヤックス・アムステルダム。トッテナム・ホットスパーを破れば、久方ぶりとなる決勝の舞台が彼らを待っている。欧州で旋風を巻き起こしているアヤックスだが、それを支えているのは数多くの才能あふれる選手たち。しかし、目立った活躍を見せれば、列強国のビッグクラブに引き抜かれてしまうのが現在のサッカー界だ。フレンキー・デ・ヨングはすでにバルセロナ加入が決定している。ただ、アヤックスを離れることになるのは彼だけではないだろう。今回は、今夏に移籍する可能性が特に高い才能をご紹介する。

マタイス・デ・リフト

このリストの1番手にはやはりデ・リフトだろう。10代とは思えない完成度で、多くのビッグクラブから関心を集めている。バルセロナを筆頭にバイエルン・ミュンヘンやユベントスなど、レベルの高いクラブが彼への関心を隠していないが、どこへいったとしても今後10年以上に渡ってクラブを支えることのできる選手だ。

ドニー・ファン・デ・ベーク

デ・リフトと同様にアヤックス下部組織出身のファン・デ・ベークも移籍の可能性が高い。中盤ならどこでもこなす柔軟性を持つだけでなく、最前線でのプレーもできる貴重な才能を持った選手だ。今シーズンは公式戦50試合で15ゴール11アシストと、結果の面でも申し分がない。フランス紙『レキップ』はパリ・サンジェルマン、ボルシア・ドルトムント、トッテナム・ホットスパーが彼の獲得に興味を示していると報じた。

ハキム・ツィエク

26歳を迎え、成熟してきたツィエクは中央だけでなく、サイドでも高いレベルでプレーできる選手となった。ムラはあるものの、左足から放たれるシュートはすさまじく、逆足の精度も低くない。デ・ヨングやデ・リフトがアヤックスの攻撃を後方から指揮し、善戦ではツィエクがタクトを振っている。バイエルン・ミュンヘンやアーセナル、チェルシーといったクラブが関心を示しているとされているが、本人はかねてから噂されているローマ移籍の件も否定はしていない。