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今シーズンのルヴァンカップもいよいよ開幕! 過去5年間で誕生したニューヒーローは?

 

今シーズンのYBCルヴァンカップは今週なかばにグループステージ第1節が行われる。今回はそのルヴァンカップ開幕前に過去5シーズンにおけるニューヒーロー賞受賞者を紹介する。


2014年度:宇佐美貴史(ガンバ大阪)

現所属クラブ:フォルトゥナ・デュッセルドルフ
ナビスコカップ成績:7試合出場5ゴール3アシスト
リーグ戦成績:26試合出場10ゴール10アシスト
ナビスコカップ・チーム成績:優勝

ガンバ大阪ユースの最高傑作として2011年にバイエルン・ミュンヘンへレンタル移籍を果たして注目を集めたものの、海外では本来のパフォーマンスを発揮することができず、ガンバ大阪に復帰。そして迎えた2014年シーズンは負傷の影響もあり出遅れたものの、ナビスコカップ優勝へ導く活躍を披露したほか、リーグ戦でも2桁得点アシストをマークし国内3冠達成に大きく貢献した。


2015年度:赤崎秀平(鹿島アントラーズ)

現所属クラブ:名古屋グランパス
ナビスコカップ成績:5試合出場2ゴール2アシスト
リーグ戦成績:22試合出場7ゴール1アシスト
ナビスコカップ・チーム成績:優勝

2013年に特別指定選手として鹿島アントラーズの一員となった赤崎は前線の分厚い選手層を前に控えに甘んじたものの、2015年シーズンは後半戦でコンスタントな出場機会を得ると、ナビスコカップで決勝進出に導く活躍を見せた。同選手はその後、ガンバ大阪や川崎フロンターレと渡り歩き今季から名古屋グランパスでプレー。第2節で2ゴールを挙げるなど、アピールを続けている。


2016年度:井手口陽介(ガンバ大阪)

現所属クラブ:SpVggグロイター・フュルト(ドイツ2部)
ナビスコカップ成績:5試合出場0ゴール0アシスト
リーグ戦成績:22試合出場4ゴール1アシスト
ナビスコカップ・チーム成績:準優勝

中盤センターでのボール奪取能力やキックの精度を自らの武器としている井手口は、トップチーム昇格以降も次世代を担う存在として頭角を現していた。2016年シーズンは出場機会が限られる中、ナビスコカップで好パフォーマンスを披露しチームを決勝進出に導いている。このカップ戦での活躍もあり、同選手はこのシーズンのベストヤングプレーヤー賞も獲得している。


2017年度:西村拓真(ベガルタ仙台)

現所属クラブ:CSKAモスクワ
ルヴァンカップ成績:10試合出場2ゴール2アシスト
リーグ戦成績:28試合出場2ゴール5アシスト
ルヴァンカップ・チーム成績:ベスト4

全国高校サッカー選手権で富山第一高校を優勝に導いた西村は2015年にベガルタ仙台に入団する。加入2年目から徐々にトップチームでの出場機会を増やすと、2017年にはリーグ戦で28試合に出場すると、ルヴァンカップでは8試合で先発フル出場を果たしている。すると翌シーズンには前半戦のみで11ゴールをマークすると、CSKAモスクワへの移籍が決定した。


2018年度:遠藤渓太(横浜F・マリノス)

現所属クラブ:横浜F・マリノス
ルヴァンカップ成績:9試合出場0ゴール2アシスト
リーグ戦成績:27試合出場2ゴール4アシスト
ルヴァンカップ・チーム成績:準優勝

ウイングを本職としキレのあるドリブルが持ち味である遠藤は2017年シーズンから出場機会を増やすと、FW斎藤学が川崎フロンターレに移籍して迎えた2018年シーズンにはU-20代表にも選出されるなど飛躍の1年となっている。ただルヴァンカップ決勝を負傷のため欠場したことは心残りであるかもしれない。