海外日本人選手 Jリーグ

中島翔哉が日本人選手最高額でカタールへ。今冬の日本人選手の動きは?

欧州の移籍市場期間が終了しているが、この冬は複数に日本人に動きがあった。中島翔哉はカタールへの移籍が決定しており、移籍金は約45億円と日本人選手の歴代最高額になったと伝えられている。そこで今回は今冬に移籍を決断した一部の日本人選手を紹介する。


板倉滉

川崎フロンターレ⇒マンチェスター・シティ(フローニンゲンへレンタル加入)

ポジション:DF
年齢:22

川崎フロンターレ下部組織の最高傑作という異名をとっている板倉は、そのフロンターレでは出場機会に恵まれなかったものの、昨季はレンタル先のベガルタ仙台で3バックの一角を担うなど、自身のキャリアで初めて1シーズンを通してピッチに立ち続けている。ベガルタでの契約満了発表後の同選手の去就を巡っては、当初ベルギー1部のSTVV(シント=トロイデンVV)加入が有力視されていたものの、昨年12月から動向を追い続けていたフローニンゲンがマンチェスター・シティからのレンタルという形で獲得に成功した。


権田修一

サガン鳥栖⇒ポルティモネンセ

ポジション:GK
年齢:29

過去に元日本代表MF本田圭佑が保有するSVホルンで1年間プレーした経験を持つ権田修一は昨季、サガン鳥栖が得点力不足に悩まされる中、数多くのスーパーセーブでチームに勝ち点をもたらしていた。海外志向が強い同選手をサガン鳥栖の竹原稔社長も快く送り出す方針を示していた中、アジアカップに正守護神として臨んでいたが、その大会の最中にポルティモネンセ移籍が公式発表されている。


伊東純也

柏レイソル⇒ゲンク(レンタル加入)

ポジション:FW
年齢:25

国内屈指のスピードスターとして日本代表に選出されるまで知名度を高めていた伊東純也は、昨季にクラブがJ2リーグに降格したことを受けて去就不透明となっていた。アジアカップに臨んでいる最中に行われた新体制発表会でも同選手の名前が無かったことから移籍がほぼ確実と伝えられると、中島翔哉のポルティモネンセ退団が確実視されたことに伴い同選手の後釜として加入するのではという噂が取りざたされていた。しかし、アジアカップが終了した直後にベルギーの強豪・ゲンクへのレンタル加入が正式発表されている。


中山雄太

柏レイソル⇒PECズヴォレ

ポジション:DF
年齢:21

育成で国内外から高い評価を受けている柏レイソルの下部組織出身である中山雄太は2015年にトップチーム昇格を果たすと、着実に出場機会を積み重ねる。すると一昨季にはDF中谷進之介や日本代表GK中村航輔とともに堅守でチームを上位争いへと導き、シーズン終了後のJリーグアウォーズではベストヤングプレーヤー賞に輝いた。昨季は負傷の影響もあり19試合の出場にとどまったものの、安定したパフォーマンスを披露。そしてこの冬にクラブのスローガンである「柏から世界へ」を体現したひとりとなっている。


中島翔哉

ポルティモネンセ⇒アル・ドゥハイル

ポジション:FW
年齢:24

以前からボルシア・ドルトムントをはじめとするブンデスリーガの複数クラブやパリ・サンジェルマン(PSG)などが興味を示していると伝えられていたものの、意外にもカタール1部でプレーすることが決まった。同選手は年明けのリーグ初戦で負傷しアジアカップ欠場を余儀なくされた。そして先週末に復帰の見通しが立ったもののベンチ外となったことから今冬移籍が確実になると、ユベントスからアル・ドゥハイルへ加入していたモロッコ代表DFメディ・ベナティアが中島翔哉とともにうつった写真をアップしたことが大きな話題となっている。