日本代表 Jリーグ

中澤佑二、楢崎正剛が引退の一方で… 今季も現役元サムライブルー戦士5選

今年に入っても続々と現役引退のニュースが飛び込んでいるが、8日に元日本代表のDF中澤佑二とGK楢崎正剛の現役引退発表には驚きを隠せなかったファンも多いことだろう。今回はかつてワールドカップの舞台に立ったサムライブルー戦士の中で今季も現役である選手を紹介する。


中村俊輔

年齢:40
ポジション:MF
現所属クラブ:ジュビロ磐田
ワールドカップ出場経験:2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会

かつてスコットランド1部・セルティックで活躍していた中村俊輔は2006年のワールドカップ・ドイツ大会では主力として出場したものの、南アフリカ大会では岡田武史監督から評価をえることができず大会終了後に日本代表引退を発表している。また2010年からJリーグに復帰していたものの、2017シーズンにクラブ経営への不信感が強まったこともあるのか、長らく過ごしていた横浜F・マリノスからジュビロ磐田へ加入している。また昨季はJ1参入プレーオフで残留を果たした後にクラブからの契約延長打診に対して保留の態度を示していたが、今日になってようやく今季もジュビロ磐田でプレーする意思を示している。


阿部勇樹

年齢:37
ポジション:MF
現所属クラブ:浦和レッドダイヤモンズ
ワールドカップ出場経験:2010年南アフリカ大会

2007シーズンよりジェフユナイテッド千葉から浦和レッドダイヤモンズに加入した阿部勇樹は加入1年目にして主力としてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇に大きく貢献している。2010年にはワールドカップ・南アフリカ大会の4試合全てで出場を果たすなど飛躍を遂げると浦和レッズからレスター・シティへ移籍している。その後2012年に浦和レッズに復帰すると、2017年に自身2度目となるACLのタイトルを掴んでいる。なおJ1リーグ通算500試合以上に出場している現役選手としてはガンバ大阪のMF遠藤保仁に次ぐ2位となっている。


玉田圭司

年齢:38
ポジション:MF
現所属クラブ:V・ファーレン長崎
ワールドカップ出場経験:2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会

ワールドカップイヤーである2006年に柏レイソルから名古屋グランパスに加入した玉田圭司は日本代表を率いていたジーコ監督からストライカーとして高い評価を受けると、ドイツ大会でメンバー入りを果たしブラジル代表との一戦でゴールネットを揺らした。その後も名古屋グランパスで2010年にJ1リーグ初優勝に大きく貢献するなどファンから功労者として認める声が広まっていたが、2014年に退団。2017年に再びセレッソ大阪から名古屋グランパスに加入したものの、昨季終了後に構想外の非情通告を受けていた。


遠藤保仁

年齢:38
ポジション:MF
現所属クラブ:ガンバ大阪
ワールドカップ出場経験:2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会

昨日の元日本代表GK楢崎正剛の現役引退に伴い、現役である唯一の横浜フリューゲルス戦士となった遠藤保仁は今でもJリーグ屈指のフリーキッカーである。横浜フリューゲルスのクラブ消滅とともに京都パープルサンガへと移籍した遠藤は2001年にガンバ大阪に加入。前日本代表監督である西野朗とともにクラブを上位に押し上げると2008シーズンにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇に大きく貢献した。また日本代表では3度のワールドカップ出場をはじめアジアカップで2度の優勝を果たすなど、多大なる功績を残した。


駒野友一

年齢:37
ポジション:DF
現所属クラブ:FC今治
ワールドカップ出場経験:2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会

駒野友一といえばワールドカップ・南アフリカ大会のベスト16・パラグアイ戦のPK戦においてPKを外したことがファンの記憶に残っているかもしれないが、は精度の高いクロスを武器にサンフレッチェ広島やジュビロ磐田で長らくJリーグ屈指のサイドバックとして活躍。ただ日本代表ではDF長友佑都やDF内田篤人の台頭もあり、2014年のブラジル大会では本大会メンバーから漏れている。2016年にFC東京へ移籍したものの、負傷により戦線離脱を強いられるとシーズン後半戦はアビスパ福岡にレンタルで加入。そのまま翌シーズンも完全移籍という形でアビスパ福岡で加入すると、右サイドバックの主力として昨季までチームを支えていた。その後契約満了に伴い退団したものの、「僕をもう1度信じてオファーをくれた岡田さんの力になりたい」という思いのもとFC今治に加入している。