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セリエC初挑戦のプロクラブを支える女子大生とは!?【特別イン タビュー】

兄と父の情熱に憧れて…

ダビデ(以下D):
サッカーの世界に興味を持ったきっかけは何ですか?

アニータ(以下A):
私には6歳年上の兄がいます。私が生まれた時は、兄がすでにサッカーをしていました。母は最初水泳やバスケをやらせたかったようなのですが、兄はサッカーがやりたくて母を説得したようです。母と私は週末に兄が試合に出場する姿を必ず見に行っていました。また私が幼い頃から、地元の試合のみならず、全国で行われたトーナメントにも応援に行きました。

同時に父は、ボルゴマネーロという小さなクラブの会長をやっていて、私はサッカーのプレーのみならず、マネジメントの側面も含めて多くのものを見ていました。

兄と父は二人とも、その後現在私が働いているゴッザーノというクラブに移動しました。兄はプロサッカー選手にはなれませんでしたが、現在アマチュア選手として仕事をしながら別のクラブでプレーしています。父はマネージャーとして今もゴッザーノに残っています。二人の情熱に憧れて、私自身も2年ほど女子クラブに入ってプレーしたことがあります。

D
サッカーをプレー面、そしてマネジメント両面においてとても近くから観察していたのですね。テレビでサッカーを見たり、応援したりはあまりしていないですか?

A
私と兄が子供だった頃は、家でセリエAを見ていましたよ。父はミラニスタ、兄はインテリスタ、私はユヴェンティーナ、そして母はフィオレンティーナサポーターとバラバラで、家庭内のサッカー争いがすごかったです(笑)。

後に、父がどんどんローカルサッカーに興味が移っていき、そこだけにエネルギーを注ぎ始めました。セリエAがどんどん弱くなっていることや、お金を中心に動いていることにあまり納得してなかったようです。小さい頃はミラネッロやサンシーロに連れて行ってくれたりしていましたが、今はそのようなことは全くありません。私と兄は行きますけどね。

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