セリエA ミラン

ミラン、イブラに続きセスク獲りも難航。ネックは相変わらず…

 ミランはチェルシーのスペイン代表MFセスク・ファブレガスの獲得に難航しているようだ。10日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

 ケガ人が続出しているミランは、1月の移籍市場での複数選手の獲得を目指しており、中盤でのトップターゲットにセスクを設定していると報じられてきた。しかし、ことはそううまく運んでいないようだ。

 チェルシーはセスクの移籍に関してミランに1000万(約12億9000万円)から1200万ユーロ(約15億4400万円)を要求しているようだ。これは交渉開始時点から変わらず、フィナンシャル・フェア・プレー(FFP)の処分を待つミランとしては無計画に支払える金額ではない。チェルシーとしても来夏にクラブを離れる可能性の高い同選手を使って、少しでも資金を獲得したい考えだろう。

 ミランに残された交渉カードとしては、チェルシーからローンで獲得しているティエムエ・バカヨコだろう。買い取りオプションがついている、ミランで輝きを放ちつつある同選手をうまく交渉に組み込めれば、多少の値下げは期待できるかもしれない。

 ただ、今冬のミランの移籍市場での動向については、12月中に言い渡される予定のFFPの処分が決定するまで何とも言えないのが現状だ。