Jリーグ

アントラーズやレッズのレジェンドも。J1通算「500」試合以上出場の8選手は?

今月10日に行われたJ1リーグ第32節・ガンバ大阪対湘南ベルマーレで元日本代表MF遠藤保仁がフィールドプレーヤー初となるJ1リーグ通算600試合出場を達成したことで大きな話題を呼んでいる。そこで今回はこれまでJ1リーグで500試合以上ピッチに立ち続けている選手を8人紹介する。


8位:山田暢久

J1通算出場試合数:501
所属クラブ(現役最終クラブ):浦和レッドダイヤモンズ
年齢:43
デビュー時:サントリーシリーズ第12節・清水エスパルス戦(1994/04/27)

20年間に渡り浦和レッズ一筋で活躍した山田は、2013年シーズンにJ1通算500試合を達成。生涯同一チームでの大台到達は史上初の記録として大きな話題を呼んだ。山田は2013年限りで現役を退くとクラブスタッフ(強化部やスカウト)として浦和レッズに残っていたものの、2017年2月に突然の契約解除となっている。


7位:伊東輝悦

J1通算出場試合数:517
所属クラブ(現役最終クラブ):アスルクラロ沼津
年齢:44
デビュー時:サントリーシリーズ第21節・ガンバ大阪戦(1994/06/11)

静岡市出身の伊藤は1993年から地元の清水エスパルスでプレーすると2009年にJ1史上初となる通算450試合出場を達成している。清水エスパルスとは2010年シーズン中に構想外となったが、ヴァンフォーレ甲府で現役続行。最後はJ3のアスルクラロ沼津で現役を終えている。


6位:小笠原満男

J1通算出場試合数:524
所属クラブ(現役最終クラブ):鹿島アントラーズ
年齢:39
デビュー時:Jリーグ1stステージ第6節・ガンバ大阪戦(1998/04/15)

かつて2006年のワールドカップ・ドイツ大会に主力として出場していた小笠原は39歳になった今季もMF永木亮太、MFレオ・シルバ、MF三竿健斗らとともにアントラーズの中盤を支えている。また東日本大震災以降は東方地方のJリーガーとともに復興支援を行うなどピッチ外の活動にも精力的である。


5位:曽ヶ端準

J1通算出場試合数:528
所属クラブ(現役最終クラブ):鹿島アントラーズ
年齢:39
デビュー時:Jリーグ1stステージ第12節・アビスパ福岡戦(1999/05/08)

今季は出場機会が限定されている曽ヶ端ではあるが、小笠原満男とともにアントラーズのクラブ哲学を後輩に伝える重要な役割を担っている。また2017年にGKクォン・スンテが入団したものの、自らの実力でシーズン後半にレギュラーの座を再びつかんでいる。


4位:阿部勇樹

J1通算出場試合数:561
所属クラブ(現役最終クラブ):浦和レッドダイヤモンズ
年齢:37
デビュー時:Jリーグ1stステージ第16節・ガンバ大阪戦(1998/08/05)

2007年に浦和レッズに入団して以来、中盤の舵取り役として必要不可欠な存在となっている阿部は、2010年のワールドカップ・南アフリカ大会で4試合すべてで先発出場を果たしている。また昨季には平日の夜に開催されるAFCチャンピオンズリーグの試合にひとりでも多くのファンに来てもらいたいという強い思いから自発的に浦和駅をはじめとする4駅でビラ配りをしたことが有名だ。


3位:中澤佑二

J1通算出場試合数:592
所属クラブ(現役最終クラブ):横浜F・マリノス
年齢:40
デビュー時:Jリーグ1stステージ第2節・セレッソ大阪戦(1999/03/13)

40歳となった今でもセンターバックでスタメンの座を張り続けている中澤は、「ボンバーヘッド」という愛称で多くのJリーグファンから親しまれている。ただ昨季終了後に「来季で現役を退く」という発言をしており、今シーズン終了後の去就に注目が集まることとなるだろう。


2位:遠藤保仁

J1通算出場試合数:600
所属クラブ(現役最終クラブ):ガンバ大阪
年齢:38
デビュー時:Jリーグ1stステージ第1節・横浜F・マリノス戦(1998/03/21)

Jリーグ界屈指のフリーキッカーとして名を馳せている遠藤は、西野朗元ガンバ大阪監督とともに2000年代初頭からチームを常勝軍団に引き上げており、今でも多くのファンから絶大な支持を受けている。今シーズンの第32節・湘南ベルマーレ戦で通算600試合出場を達成すると、宮本恒靖監督のもとチームも怒涛のリーグ戦8連勝を飾り、J1残留を決めている。


1位:楢﨑正剛

J1通算出場試合数:631
所属クラブ(現役最終クラブ):名古屋グランパスエイト
年齢:42
デビュー時:J NICOSシリーズ第2節・ベルマーレ平塚戦(1995/08/16)

42歳となった今でも、GKミチェル・ジェームズ・ランゲラックのバックアッパーとしてチームを支えている楢﨑は先日現役引退を表明したGK川口能活と日本代表の正守護神争いを展開。2002年の日韓ワールドカップではゴールマウスを守っている。ライバルとしてしのぎを削ってきた川口の引退に楢﨑自身も思う節がたくさんあることだろう。