ビッグクラブへの移籍を完了させた選手たちは、そのほとんどが移籍に満足し、新天地で期待をもって新シーズンに臨む。タイトル争いに参加し子供の頃の夢を実現するために、インタビューでも前向きな発言を残す選手がほとんどだ。しかし、多くの実績のある選手たちが新しいチームに夢見たことを後悔しているという現実もある。今回は、新天地での戦いが計画通りに行かなかった選手たちをご紹介する。
ファビーニョ
クラブ:リバプール
モナコでティエムエ・バカヨコと中盤でタッグを組み、ブレークを果たしたファビーニョ。多くのビッグクラブが獲得に動く中、彼が新天地に決めたのはリバプールだった。サポーターからも多くの期待を抱かれて迎えた今シーズン。しかし、彼はユルゲン・クロップのシステムとスタイルにマッチできていない。出場試合はわずかに3。この状態が続けば、彼は新天地に選びを後悔することになるだろう。
マウコム
クラブ:バルセロナ
今夏に、大きな期待とともにバルセロナに加入したマウコム。世界最大規模のクラブに移籍することに興奮を隠しきれていなかったが、土壇場でローマからのオファーを断ったことが間違った選択であることはすでに明白だ。バルセロではほとんど出場機会を得られていない。仮にローマを選択していれば、チャンピオンズリーグ(CL)での出場時間に加えて、リーグ戦でも出場機会は確保できただろう。自身のキャリアを遠回りなものにしてしまった。
フェルナンド・ジョレンテ
クラブ:トッテナム・ホットスパー
スウォンジーで結果を残し、チェルシーなどが獲得に動いたジョレンテはトッテナムを新天地に選んだ。しかし、それは同時にファーストチョイスではないという事実を受け入れることでもあり、本人もそれは織り込み済みだったはずだ。トッテナムでは、やはりハリー・ケインが絶対で、ジョレンテの出場機会は非常に限られた。彼はすでに自身の状況に不満があると話しており、次の移籍市場での移籍を望んでいるようだ。
アルバロ・モラタ
クラブ:チェルシー
チェルシーは2017年の夏に、モラタを獲得するため複数のクラブとの競争に勝利した。しかしながら、モラタのプレーは多くの専門家たちから批判の的となっている。彼自身もロンドンでの生活に嫌悪感を訴え、チェルシーに長期的に滞在しないことを明言するなど、後悔を隠しきれていない。イタリアへの帰還が現実路線になるのだろうか。マウリツィオ・サッリの下で少しづつではあるが、プレー時間が増えていることだけが明るいニュースだ。
アレクシス・サンチェス
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
ユナイテッドで耐えきれない時間を過ごしているのがサンチェスだ。最近は出場機会の確保も難しくなってきた。アーセナルを離れたことを後悔しているだけではなく、クラブ選びにも後悔しているだろう。マンチェスター・シティへ加入の可能性もあっただけに、優勝争いに加わることのできていない現状に納得はしていないはずだ。また、出場すれば、アントニー・マルシャルの出場機会を奪っているなどと、サポーターから批判の的になることも、彼を失望させているだろう。
コメントランキング