Jリーグ

J1屈指の点取り屋は誰だ? シュート決定率20%以上を誇るストライカー8選

J1リーグも残すところ今節を含めて5試合となっており、優勝争い、来季AFCチャンピオンズリーグ出場権争い、そして何と言っても過去に例を見ないほどハイレベルな残留争いにファンの興味が注がれている。そこで今回はストライカーの着目し、シュート決定率が20%を超える選手を紹介する。


鈴木優磨(20.3%)

所属クラブ:鹿島アントラーズ
リーグ戦出場試合数:30
シュート本数:54
ゴール数:11

タイトル奪取が毎シーズンの至上命題となっている鹿島アントラーズにおいて体幹の強さを武器に相手ディフェンダーに競り負けない鈴木は、金崎夢生がサガン鳥栖に移籍したこともあり、より貴重な戦力となっている。Jリーグでの得点数はチーム内で唯一の2桁ゴールとなっている。


ディエゴ・オリヴェイラ(20.6%)

所属クラブ:FC東京
リーグ戦出場試合数:28
シュート本数:58
ゴール数:12

※写真は昨季の柏レイソル在籍時

柏レイソルでは外国人枠の関係もあり熾烈(しれつ)な競争下にあったものの、今季レンタルで加入したFC東京では、スピードスターのFW永井謙佑と補完性抜群の2トップを組む。チームが夏場以降、勝ち点を獲得できない苦しい状況が続く中、ディエゴ・オリヴェイラにはもう一仕事してもらいたいところだ。


パトリック(20.6%)

所属クラブ:サンフレッチェ広島
リーグ戦出場試合数:30
シュート本数:97
ゴール数:20

ガンバ大阪在籍時から「日本愛」を公言しているパトリックは負傷に苦しんでいたものの、怪我が完治し昨夏にサンフレッチェ広島へレンタルで加入すると、本来のパフォーマンスを披露。今季はチームを優勝争いに導いている。またピッチ外ではカタカナを勉強している姿をSNSにアップするなど、日本人帰化への「本気度」が垣間見える。


ウーゴ・ヴィエイラ(20.9%)

所属クラブ:横浜F・マリノス
リーグ戦出場試合数:28
シュート本数:62
ゴール数:13

過去にベンフィカやレッドスター・ベオグラードなど欧州の主要クラブでの在籍経験を持つウーゴ・ヴィエイラは昨夏に一時クラブ退団の可能性があがっていたものの、現在FC東京に所属するFW富樫敬真とのポジション争いを制し、今季は不動の1トップを務めている。残留争いで生き残るためにはこのポルトガル人の働きにかかっているかもしれない。


北川航也(22.2%)

所属クラブ:清水エスパルス
リーグ戦出場試合数:29
シュート本数:54
ゴール数:12

10月に日本代表メンバーに初招集された北川は清水エスパルスの生え抜きである。昨季まではシーズン通して2桁ゴールに届くことはなく、全国区で注目を浴びる機会に恵まれていなかったものの、今季はここまで12ゴールをマーク。サムライブルーの一員としてパナマ戦で途中出場を果たしている。


ファン・ウィジョ(22.9%)

所属クラブ:ガンバ大阪
リーグ戦出場試合数:24
シュート本数:61
ゴール数:14

今シーズン序盤に最悪なスタートを切り、一時期は最下位に沈んでいたガンバ大阪を救ったのは紛れもなくファン・ウィジョの決定力だろう。またガンバ大阪は7月下旬に宮本恒靖への指揮官交代を行って以降、チーム内に規律が戻ったこともあり、残留争いからいち早く抜け出す位置まで順位を上げている。


興梠慎三(24.0%)

所属クラブ:浦和レッズ
リーグ戦出場試合数:30
シュート本数:54
ゴール数:13

今季でJリーグ記録となる7年連続2桁ゴールを挙げている興梠だが、今シーズン序盤は前線で孤立するケースが目立ち、チームも2桁順位と不振に陥っていた。しかし、監督交代後はシャドーのポジションが復活。MF武藤雄樹が好調を維持していることもあり、興梠の得点も増加。来季AFCチャンピオンズリーグの舞台に戻ることを目標としている浦和レッズは順位を一気に5位まで上げている。


ジョー(28.1%)

所属クラブ:名古屋グランパス
リーグ戦出場試合数:27
シュート本数:71
ゴール数:20

過去にマンチェスター・シティやエバートンに在籍し、ブラジル代表経験を持つジョーは今季に推定移籍金15億円でコリンチャンスから加入したことで大きな話題を集めた。そして同選手は現在J1得点ランキングでトップに立つなど、移籍金に見合うだけのパフォーマンスを披露している。