ワールドカップ 代表チーム

アルゼンチン代表前監督サンパオリ、W杯での起用法で軸に考えたことは?

 前アルゼンチン代表監督のホルヘ・サンパオリ氏がインテルのFWマウロ・イカルディやユベントスのFWパウロ・ディバラを起用せず、固定メンバーでワールドカップ・ロシア大会に臨んだ理由について語っているようだ。現地時間9日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。

 サンパオリ監督はイカルディに対しては直接本人と話し合った際にロシアW杯本大会の招集メンバーには入らないことを通告。またディバラは招集メンバーこそ入ったものの、本大会4試合での合計出場時間がわずか22分にとどまるなど、ベンチを温める機会が多かった。

 そしてベスト16でフランス代表に敗れ大会を後にした際には、周囲から同監督の采配や選手起用に対する批判の声が噴出したほか、一部選手との不仲の可能性が伝えられ、アルゼンチンサッカー協会(AFA)はサンパオリ監督を解任している。

 そのサンパオリ監督は「我々は正しい方法で勝利しなければならなかったし、ブラジルW杯でファイナルまで勝ち進んだメンバーが数多く残っていた」と語っており、過去のW杯をはじめとする大舞台での経験値をメンバー選考の軸の1つとして考慮していたことを示唆している。

 また同監督は「W杯は本当にタフな戦いだった。我々には勝利する義務があったし、それによって選手たちが自分の思っていたようなプレーをすることができなかった」とコメント。周囲からの重圧を感じていたことを明かした。