プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド

マンチェスター・ユナイテッド「背番号7」の呪い

マンチェスター・ユナイテッドの背番号7は栄光に満ちた背番号であった。ジョージ・ベスト、エリック・カントナ、デビッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウドといった世界的スーパースターが着用し、輝かしい歴史を刻んできた。しかし、C・ロナウドが2009年に退団して以降、ユナイテッドの「背番号7」が記録したゴールは9シーズンでわずか14得点(C・ロナウドが在籍6シーズンで記録したゴールは84得点であった)。

近頃は「背番号7の呪い」とも揶揄されている状態だが、今月7日のニューカッスル選で現「7番」アレクシス・サンチェスが逆転ゴールを奪取。呪い封印への期待が高まっている。そこで今回は『sportskeeda』が特集した「マンチェスター・ユナイテッド7番の呪い」をご紹介したい。


マイケル・オーウェン

着用期間:2009-2012

エリック・カントナ、デビッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウドの次に「7番」を背負ったのがオーウェンだ。ニューカッスルから加入した同選手だが、プレミアリーグ31試合の出場でわずか5ゴールのみ。2012年に契約満了で退団するまで通算17ゴールしか決められなかった。「7番の呪い」はオーウェンからスタートした。


アントニオ・バレンシア

着用期間:2012-2014

オーウェンから「7番」を継いだのがバレンシア。移籍当初は右のウインガーとして起用されたが、プレミアリーグ30試合出場でわずか1ゴールと得点を奪えず。「25番」へと背番号を変更し、ジョゼ・モウリーニョ監督就任によってサイドバックにコンバートされてから評価を高めている。


アンヘル・ディ・マリア

着用期間:2014-2015

UEFAチャンピオンズリーグ決勝でマン・オブ・ザ・マッチに選出されるなどレアル・マドリードで活躍したディ・マリア。大きな期待を背負って2014年に移籍金6750万ポンド(約99億7000万円)でユナイテッドへ加入した。しかし、プレミアリーグ27試合の出場でわずか3ゴールのみ。1年で退団し、パリ・サンジェルマンへと移籍している。


メンフィス・デパイ

着用期間:2015-2017

ルイス・ファン・ハール監督就任によって、同郷のデパイが獲得された。移籍金は2700万ユーロ(約35億円)と高額だったが、移籍初年度はプレミアリーグ29試合出場で2ゴール、2シーズン目はジョゼ・モウリーニョ監督就任によって出場機会を減らし、シーズン途中でオリンピック・リヨンへと移籍した。


アレクシス・サンチェス

着用期間:2017-

マンチェスター・シティとの獲得競争を制し、2017/2018シーズンの冬の移籍市場で加入したサンチェス。しかし、1年目はプレミアリーグ12試合の出場でわずか2ゴールと期待を上回る活躍は見せられなかった。2年目となった今季も開幕7試合終了時点で無得点と批判を集めていたが、直近の第8節ニューカッスル戦で値千金の逆転ゴールを奪取。「背番号7の呪い」からの脱却を目指している。