セリエA ジェノア

今夏ジェノア加入のポーランド人FWが69年ぶりのセリエA大記録に

 ジェノアのFWクシシュトフ・ピョンテクは現地時間30日に行われたセリエA第7節・フロジノーネ戦で2ゴールを決めたことにより、69年ぶりとなるセリエA新記録を打ち立てたようだ。

 ピョンテクは今夏にポーランド1部のKSクラコヴィアからジェノアに移籍金400万ユーロ(約5億3000万円)で加入し、8月中旬に行われたコッパ・イタリア3回戦のレッチェ戦で4ゴールを叩き出し周囲を驚かせると、リーグ戦開幕(ジェノアは第2節・エンポリ戦が開幕戦に)からゴール量産体制に。同選手は開幕から今節のフロジノーネ戦まで6試合連続でネットを揺らしており、この6試合で8ゴールをマークしている。

 セリエAで初めてプレーする選手としては、1949/50シーズンにアタランタの元デンマーク代表FWカール・オーエ・ハンセン以来となる大台の得点記録である模様。ハンセン氏は開幕からわずか14本の枠内シュートから8ゴールをマークするなど、こちらもイタリアサッカー界に衝撃を与えている。

 なおジェノアは今節終了時点で4勝2敗の7位と上位陣に近づいているが、ジェノアがリーグ戦であげた11ゴールのうち8ゴールがピョンテクによるものであると考えると、このストライカーをわずか400万ユーロで獲得したクラブ首脳陣の手腕も高く評価する声が上がっているに違いない。