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欧州主要リーグからJリーグまで。サッカー界の青年指揮官7選 vol.2

弊サイトでは『欧州主要リーグからJリーグまで。サッカー界の青年指揮官7選 vol.1』を紹介した。そこで今回は続きとしてその他の青年指揮官について紹介したい。


ユリアン・ナーゲルスマン

国籍:ドイツ
クラブ:ホッフェンハイム
年齢:31

まず31歳という年齢に驚く人も少なくはないだろう。ナーゲルスマン監督は負傷により20歳というあまりにも若すぎる年齢で現役を引退し、その後指導者へと転身した。ちなみに、A級ライセンス取得の際は首席で合格した。更に驚くのは、ブンデスリーガ史上最年少の28歳で監督に就任し見事にチームを残留に導いた。それだけではなく、2016/17シーズンにはクラブ史上最高位の4位に導き、同シーズンの最優秀監督賞を受賞した。なお、同監督は来季よりRBライプツィヒの指揮官に就任することがすでに決まっている。


レオナルド・ジャルディム

国籍:ポルトガル
クラブ:モナコ
年齢:44

プロサッカー選手としてのキャリアはなく、大学時代には既にサッカー指導者を目指しており、大学卒業後には子供や女子チームだけでなくハンドボールチームの指導も経験した。2014年6月、リーグ・アンのASモナコと契約を結び。2016/17シーズンには13季ぶりとなるチャンピオンズリーグ準決勝へ進出。リーグ戦では最終的に107得点となる攻撃力を武器に、第19節以降の20試合を無敗で終え、モナコに17季ぶりとなるリーグ優勝をもたらした。


ギャリー・モンク

国籍:イングランド
クラブ:バーミンガム(2部)
年齢:39

CBだった選手時代にスウォンジーで4部からプレミアまで全4リーグを経験した経歴を持つ。2014年にミカエル・ラウドルップの後任として選手兼監督に。14-15シーズンにはスウォンジーをクラブ史上最高のプレミア8位に導いている。その後リーズ・ユナイテッドの監督を務め、昨夏にはサウサンプトンの監督就任の噂も出たが、プレミアから降格してきたミドルズブラの監督を務めることになった。そして今季は同じく2部のバーミンガムの指揮官を務めている。


エディ・ハウ

国籍:イングランド
クラブ:ボーンマス
年齢:40

現役時代はボーンマスで活躍するも度重なる負傷の影響もあって29歳での現役引退を余儀なくされた。その後、2010年に古巣であるボーンマスの監督として英3部昇格に導く。2015年にはボーンマスをプレミアリーグ昇格に導き、最優秀監督にも選出された。


マルコ・シウバ

国籍:ポルトガル
クラブ:エバートン
年齢:41

15年間の選手人生はほとんどを2部または3部リーグで過ごした。2014年にはスポルティングCPの監督を務め、田中順也を指導した経験を持つ。2017年1月5日、シーズン終了までの契約でハル・シティAFC監督に就任。就任当時プレミアリーグ最下位だったが、勝ち点を積み重ねて終盤まで残留争いを演じた。最終的に降格が決定してしまったものの、自身の評価は高まることとなった。そして昨季はワトフォードで指揮官を務めるとさらに評価は高まり、今季からは大型補強で戦力が充実したエバートンを率いている。


パブロ・マチン

国籍:スペイン
クラブ:セビージャ
年齢:43

クラブ87年の歴史で初となる1部昇格にジローナを導いたパブロ・マシン。2013/14シーズンの途中に最下位のチームを引き受け、2部残留を果たすと、その後2シーズン連続で低予算のジローナを、プレーオフ進出に導きその名を知らしめた。シティ・グループが株を買い取り、経営に参画、満を辞して挑んだ2016/17シーズンは、見事2位をキープに自動昇格を勝ち取った。さらに昨季はラ・リーガで中位までの躍進を見せると、今季からは昨季不振に陥っていたセビージャを指揮している。


ファン・ブロンクホルスト

国籍:オランダ
クラブ:フェイエノールト
年齢:43

選手時代はアーセナルやバルセロナで活躍し、2008年より2010年までオランダ代表キャプテンを務めた。2011-12シーズンからはフェイエノールトで監督ロナルド・クーマンのアシスタントを務め、2012/13シーズンにはリザーブチームの監督も兼任、KNVBのコーチ・ライセンス取得コースを修了した。2015/16シーズンは監督としてKNBAカップ優勝に導き、2016/17シーズンはクラブに18年ぶりのリーグ優勝をもたらした。