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代役確保が急がれる5人のトッププレーヤー。若手の台頭、獲得は急務?

チームに安定感や確かなパフォーマンスを提供してくれるベテラン選手たち。しかし、クラブが彼らに依存しすぎると、彼らが退団、引退した際に大きなリスクとなる。そこで今回は、年齢的にベンチからチームを支える役にシフトしていきたい5人のベテラン選手をご紹介する。


ムサ・デンベレ

クラブ:トッテナム・ホットスパー

フラムの攻撃的なMFだったデンベレは、マウリシオ・ポチェッティーノにとっても信頼のおけるMFへと成長を遂げた。強さ溢れるディフェンスと、ファイナルサードでのドリブルをスパーズに提供した。しかし、2015/2016シーズン以降、彼の守備力には陰りが見えている。タックルの数は平均5.7から3.5に、インターセプトの数も大幅に減少した。エリック・ダイアーやビクター・ワニアマのような守備的な選手とコンビを組むことを考えても、この数字では心もとない。


エディン・ジェコ

クラブ:ローマ

モンチの入閣により、ローマは若い才能に溢れたクラブになるはずだった。しかし、現在でも攻撃をリードしているのは32歳のジェコだ。彼の代役となり得る若手はパトリック・シックになるだろう。実績がないのは仕方がないが、彼が90分間で作り出すチャンスは1.4とジェコの1.6に対して分が悪い。まだ22歳のシックだが、成長してジェコをスタメンから追いやる選手にならなければいけない。


フェルナンジーニョ

クラブ:マンチェスター・シティ

ケビン・デ・ブライネやセルヒオ・アグエロのようなケガをしない限り、フェルナンジーニョはジョゼップ・グアルディオラのシティに欠かせない選手だ。今夏にシティは彼の代替となるフレッジやジョルジーニョといった若手選手の獲得に動いたものの、失敗に終わった。これが問題だ。フェルナンジーニョはすでに33歳。シーズンのほぼすべてを彼に依存するのはリスクが大きすぎる。もちろん彼が1試合平均で5回のタックルとインターセプトを記録することは大きな魅力だ。彼の代役を探すのは非常に時間のかかる作業だろう。これがタイトル争いに影響する可能性も大いにあり得る。


サミール・ハンダノビッチ

クラブ:インテル

決してモダンなタイプではないが、圧倒的なセービング能力でインテルに一貫したパフォーマンスを提供しているのがハンダノビッチだ。2012年にインテルに加入して以降、セリエAで欠場したのはわずかに9試合。彼への依存度がよくわかる。ルチアーノ・スパレッティ政権初年度も37失点と予測された数字を7も下回る30失点で凌ぎ切った。ただ、イケル・カシージャス、クラウディオ・ブラボは彼の現年齢である34歳でパフォーマンスを落とし始めた。そろそろ若いキーパーを探すべき時期だろう。


セルヒオ・ブスケツ

クラブ:バルセロナ

世界最高峰の守備的MFが最高の輝きを放つ時間は刻々と減っていると言えるだろう。悲しいが、これは現実だ。ただ、彼の30歳という年齢と、彼のポジションに要求されることを考えるとしばらくはブスケツがチームに素晴らしいパフォーマンスを提供することは間違いないだろう。ただ、バルセロナが次の守備的MFを必要としている事実は変らない。現在のバルセロナでブスケツの役割を完璧に担えるのはラキティッチくらいだろう。ただ、彼も30歳。若手が必要なことに変わりはない。


名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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