2008年からクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシで独占してきた、個人タイトルの最高峰バロンドール。しかし、これまでには2人以上に受賞にふさわしいのではないかと議論されてきた選手が多くいる。今回は、そんな選手たちを5人ご紹介する。
ヴェスレイ・スナイデル
いつ:2010年
順位:4位
獲得タイトル:セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ
2010年のバロンドール最終候補3人には、インテルでCLなど3冠を達成し、南アW杯ではオランダ代表として準優勝、自らも得点王に輝いたスナイデルの名前はなかった。該当年は仏誌『レキップ』からFIFAに運営が移った初年度であり、従来のジャーナリストによる投票ではスナイデルが1位だったが、FIFA最優秀選手賞の投票員である選手と監督たちからの投票が圧倒的にバルセロナ選手たちに集中したことで3位にも入ることができなかった。この選考にはバロンドールという存在に疑問の声があがった。
フェルナンド・トーレス
いつ:2008年
順位:3位
獲得タイトル:なし
リバプールの1シーズンにおける最多得点記録を更新する29得点。プレミアリーグ月間最優秀選手に選出されるなど存在感を示し、同リーグ得点ランキングではクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ24得点を記録した。
フランク・リベリー
いつ:2013年
順位:3位
獲得タイトル:ブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグ
バイエルンはチャンピオンズリーグ、ブンデスリーガ、DFBポカールの3冠を達成。リベリは2013年のFIFAバロンドール最終候補3人になったが、レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドとバルセロナFWリオネル・メッシに及ばず、3位に終わった。
アンドレス・イニエスタ
いつ:2010年
順位:2位
獲得タイトル:FIFAワールドカップ、リーガ・エスパニョーラ
シーズン前半は怪我の影響で出場できなかったが、後半につれ存在感を発揮しリーグ優勝に大きく貢献した。2009年8月8日に親友のダニエル・ハルケ氏が死去。悲しみのなかで迎えたFIFAワールドカップだがスペイン代表の優勝に貢献。決勝戦ではハルケ氏に捧げる決勝ゴールをあげ、世界中の人々に感動を届けた。
アンドレス・イニエスタ(2回目)
いつ:2012年
順位:3位
獲得タイトル:コパ・デル・レイ、EURO2012
スペイン代表としてEURO2012タイトルを獲得し、最優秀選手にもなったイニエスタ。しかしこの年もメッシが4連連続となるバロンドールを受賞した。
シャビ
いつ:2009年
順位:3位
獲得タイトル:リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ(国王杯)、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)
リーグ戦最多の20アシスト、CL最多の7アシストを記録。また、クラシコで4アシスト、国王杯決勝でゴール、CL決勝で1アシストと大事な試合でも結果を残した。シャビをバロンドールに推す声も多かったが、メッシ・ロナウドの牙城を崩すまでには至らなかった。
シャビ(2回目)
いつ:2011年
順位:3位
獲得タイトル:リーガ・エスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、スーペルコパ・デ・エスパーニャ
グラルディオラ体制3年目でチャンピオンズリーグとリーガ・エスパニョーラのタイトルを獲得したバルセロナ。メッシとシャビが最終候補3人に残ったがバロンドールを獲ったのはやはりメッシだった。
コメントランキング