セリエA ミラン

今夏補強失敗のマンU、ユーべ復帰のボヌッチも獲得リストに入っていたが

 マンチェスター・ユナイテッドはどうやら今夏、当時ミランに在籍していたイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチに獲得を検討していたようだ。現地時間14日、イギリス紙『ザ・サン』がこれを報じている。

 ボヌッチは2010年夏の加入以降、長らく最終ラインの一角を担いユベントスのスクデット獲得に大きく貢献していたものの、2016/17シーズンにアッレグリ監督の采配を巡り異論を唱え、両者の関係に亀裂が生じていると伝えられていた。

 また同選手はカーディフで行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝・レアル・マドリード戦におけるハーフタイムのドレッシングルームで現在パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するブラジル代表DFダニエウ・アウベスと口論になったという噂が流れたこともあり、昨夏に移籍金4200万ユーロ(約55億円)でミランへの電撃移籍を果たしている。

 しかし同選手は今夏にミランのオーナーが交代したことにより、クラブの先行きに対して不安を感じたことから、古巣ユベントス復帰を熱望。結局この夏にわずか1年での古巣復帰が実現している。

 ただこのボヌッチに対してはユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督がチームの最終ラインにフィットする存在として獲得リストの上位候補に挙げていた模様。ところが同選手の年齢が31歳であることを考慮し、クラブは獲得を見送るという判断に至ったようだ。

 なおユナイテッドはボヌッチの他にもレスター・シティのイングランド代表DFハリー・マグワイアやアトレティコ・マドリードのウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディン、さらにはバイエルン・ミュンヘンのドイツ代表ジェローム・ボアテングの獲得にも乗り出していたが、いずれも失敗に終わっている。