元レスター・シティ指揮官のクラウディオ・ラニエリ氏はポルトガルの名門・スポルティングCP監督就任の可能性に含みを持たせているようだ。現地時間28日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
ラニエリ氏は昨夏にナントの指揮官に就任すると、シーズン序盤にリーグ戦8試合連続無敗を記録。後半はやや勢いに陰りが見えたものの、それでもシーズン終了時に勝ち点52の9位とまずまずの成績を残している。
ただ今年4月末のクラブ75周年の記念パーティーにおける無断欠席をきっかけに、バルデマール・キタ会長との確執が表面化。同氏がメディアインタビューを通じてクラブ批判を展開するなど、両者の関係が修復不可能な段階にあると伝えられ、結局昨季をもってナント指揮官を退任する運びとなっている。
ナント指揮官を退任し、現在はフリーとなっているラニエリ氏を巡っては、クラブ首脳陣がグスタボ・ポジェ監督に事実上の解任を通告し現在は後任探しに奔走しているボルドーや、今夏に主力選手が大量退団するなど混迷を深めているスポルティングCPへの指揮官就任が噂されている。
その中同氏はイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』にインタビューにて「私は欧州圏内のクラブで指揮することを考えている。欧州圏外からオファーが届いているが全て断っている」と語り、まだ欧州圏内のクラブからの正式なオファーが届いていないことを明かすとともに「ドイツでの監督業は言語の問題に関係なく、私に刺激を与えてくれるだろう。素晴らしきチャンピオンと偉大な監督がいるポルトガルでの監督業にも非常に興味を持っている」とコメント。スポルティングCPでの指揮に対する興味を匂わせる発言をしているようだ。
かつて2015/16シーズンにレスター・シティ指揮官としてプレミアリーグ優勝を成し遂げたラニエリ氏の今後にファンの注目が集まる。
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