セリエA ローマ

ローマ敏腕SD、蘭代表MFのマルセイユへの電撃移籍劇に言及

 ローマのモンチSD(スポーツディレクター)はオランダ代表MFケビン・ストロートマンが日本代表DF酒井宏樹所属のオリンピック・マルセイユへの電撃移籍がほぼ確実となったことについて語っているようだ。現地時間27日、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』がこれを伝えている。

 ストロートマンは日本時間28日未明に行われたセリエA第2節・アタランタ戦に向けた招集メンバーに含まれておらず、先週末の全体トレーニング後にはファンやメディアに向けて最後の挨拶を行っていた。

 また両クラブは移籍金2500万ユーロ(約32億円)に加え、パフォーマンスに応じて発生するボーナス300万ユーロ(約3億9000万円)で合意に達している模様。現地時間27日にもメディカルチェックを受け、契約期間5年・年俸450万ユーロ(約5億8000万円)でサインするという報道が飛び交っているものの、現時点でマルセイユは同選手の獲得を公式発表していない。

 その中、モンチSDはアタランタ戦前のインタビューにて「昨季、ケビンは42試合に出場したし、非常に素晴らしい選手だ」とストロートマンに言及すると、「この移籍はクラブ、監督、そして選手本人全員による決定だ」と語り、クラブ側から今夏退団を促されたという報道を完全否定している。

 なおローマは昨夏に続き、今夏もブラジル代表GKアリソン・ベッカーやMFラジャ・ナインゴランなど複数の主力選手を放出していることから、クラブ首脳陣はサポーターから非難を浴びている。今後、モンチSDがこのサポーターの声をどのような形で収めるのか注目が集まる。