リーグ・アン パリ・サンジェルマン

ブッフォン、代理人がPSG加入の重要性をあの世界的スターと比較し言及

 パリ・サンジェルマン(PSG)の元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの代理人は同選手の加入が昨夏のブラジル代表FWネイマール加入と同じだけの価値があるという見解を示しているようだ。7日、フランスメディア『RMC Sport』がこれを伝えている。

 長らくユベントスの正守護神としてゴールマウスを守り、昨季には前人未到のスクデット7連覇、コッパイタリア4連覇達成に大きく貢献していたブッフォンは、今年5月にユベントスの退団を公式発表。その後は現役続行・引退の可能性も含めて同選手の去就に注目が集まっていたが、7月上旬にPSGが獲得を決めている。また同クラブは昨夏にもバルセロナからネイマールを移籍金2億2000万ユーロ(約295億円)で獲得しており、2年連続でビッグネームを連れて来ている。

 そのPSGは日本時間4日夜に中国で行われたトロフェ・デ・シャンピオン(フランス・スーパーカップ)でモナコを4-0で下し、今季初タイトルを獲得するなど幸先いいスタートを切っている。またネイマールはこの一戦では招集されなかったものの、ブッフォンは先発フル出場を果たした。

 ブッフォンの代理人を務めるシルバーノ・マルティーナ氏はフランス・スーパーカップでの快勝劇を受けて「フットボールの世界ではスタートが良いことは常に素晴らしいものだ。彼にとってPSGは偉大なクラブだし、カップ戦を勝ち取るに値する」と語っており、同選手のPSG加入に対する満足感をあらわにしている。

 また同氏は続けて「(PSG首脳陣にとって)彼の加入は昨夏のネイマール加入と同じだけ重要なものである。彼をチームに加えたいというPSGの野心を彼自身が感じ取っていたし、彼は(タイトル獲得へ)とても情熱的になっている」とコメント。クラブ首脳陣にとっては昨夏のネイマール獲得時と同じような取引であっただろうと考えているようだ。

 ネイマールを獲得して臨んだ昨季は国内3冠を達成したもののチャンピオンズリーグ(CL)ではレアル・マドリードに敗れ、ベスト16での敗退を喫している。果たしてPSGは今季、ブッフォンの力を借り、CLの舞台で結果を残すことができるのだろうか。