ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

今夏F・トーレス退団のアトレティコ、後釜はカリニッチに決定か

 ミランのクロアチア代表FW二コラ・カリニッチは現地時間7日にもアトレティコ・マドリードのメディカルチェックを受ける見通しとなっているようだ。6日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。

 カリニッチは昨夏にフィオレンティーナからミランに加入したものの、昨季はリーグ戦での先発出場試合数は20にとどまり、今年1月移行はほとんどの試合で先発メンバーから外れていた。また同選手は今季終了後に去就不透明であるという報道が駆け巡る中、ワールドカップ・ロシア大会・グループステージ初戦のナイジェリア戦で途中出場を拒否し、代表チームから追放されていた。

 一方、アトレティコ・マドリードは今年4月に元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスの退団が公式発表されていたことから、今夏は新たな点取り屋の確保が優先事項となっており、カリニッチの他にもチェルシーのフランス代表FWオリビエ・ジルーやベルギー代表FWミシー・バチュアイといった名前がターゲットとして挙げられていた。

 ただミランとアトレティコ・マドリードは買い取り義務付きの1年レンタルでクラブ間合意に達した模様。これにより、アトレティコ・マドリードは早くても今週末にはカリニッチ獲得を公式発表するものとみられる。

 クロアチア代表はロシアW杯で準優勝という快挙を成し遂げたものの、カリニッチにとっては不本意な結果となってしまっただけに、新天地での巻き返しに期待したいところだ。