プレミアリーグ アーセナル

アーセナル、指揮官エメリが移籍期間1カ月残して早くも補強終了宣言か

 アーセナルのウナイ・エメリ監督はプレミアリーグの移籍市場期間を約1カ月残して今夏の補強を終了し、チーム構築や主力選手の引き留めに専念する方針を示したようだ。13日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がこれを伝えている。

 22年間に渡り指揮官を務めたアーセン・ベンゲル氏がクラブを去り、今季は大きな変化がもたらされるものとみられていたアーセナルは、サンプドリアのウルグアイ代表MFルーカス・トレイラ、ユベントスのスイス代表DFステファン・リヒトシュタイナー、ボルシア・ドルトムントのギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロス、バイヤー・レバークーゼンのドイツ代表GKベルント・レノ、そしてロリアンのMFマッテオ・グエンドウジを獲得しているが、これ以上新戦力を迎え入れる考えはないようだ。

 そのアーセナルは現在ロンドンで新シーズンに向けて全体トレーニングを行っている。また先週にはトレーニングマッチを行っており、試合後にエメリ新監督は「我々は必要としている選手全員とサインを交わした。ただもし大きなチャンスが巡って来たら、まだサインを交わすことができる」と今夏の補強について言及している。

 また同監督はクラブの陣容について「現段階では必要としているメンバーがそろっている。ただ1人、または2人の選手が去る可能性はある」と語っており、早くも“補強終了宣言”ともとれるような発言を行っているようだ。

 なおエメリ監督は来季でクラブとの契約が切れ、現在去就不透明となっているウェールズ代表MFアーロン・ラムジーの引き留めを行う考えを示しているほか、周囲で取りざたされているセビージャのフランス代表MFスティーブン・エンゾンジ獲得の可能性を否定している。